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国際デー

国際デーとは、国際機関(国連総会、ユネスコ、WHOなど)によって定められた記念日です。

平和や人権、健康、持続可能性などのテーマを設定し、国際社会の関心を喚起し、各国政府や人びとの取り組みを促します。

以下は関連するテーマ別の記念日です。
国際的な記念日(国際デー以外) 記念日・行事(TOP)

国際デーの一覧

国際デーの一覧(1月~2月)

国際デー(1月~2月)
日付 名称 英語名 制定
1月4日 世界点字デー World Braille Day 国連総会
1月24日 教育の国際デー International Day of Education 国連総会
1月27日 ホロコースト犠牲者を想起する国際デー International Holocaust Remembrance Day 国連総会
2月2日 世界湿地の日 World Wetlands Day 国連総会
2月6日 女性器切除の根絶のための国際デー International Day of Zero Tolerance for Female Genital Mutilation 国連総会
2月10日 世界豆デー World Pulses Day 国連総会
2月11日 科学における女性と女児の国際デー International Day of Women and Girls in Science 国連総会
2月12日 テロリズムに通じる暴力的過激主義防止のための国際デー International Day for the Prevention of Violent Extremism as and when Conducive to Terrorism 国連総会
2月13日 世界ラジオ・デー World Radio Day ユネスコ
2月17日 世界観光レジリエンスの日 Global Tourism Resilience Day 国連総会
2月20日 世界社会正義の日 World Day of Social Justice 国連総会
2月21日 国際母語デー International Mother Language Day ユネスコ

国際デーの一覧(3月~4月)

国際デー(3月~4月)
日付 名称 英語名 制定
3月1日 エイズ差別ゼロの日 Zero Discrimination Day 国連合同エイズ計画
3月3日 世界野生生物の日 World Wildlife Day 国連総会
3月8日 国際女性デー International Women’s Day 国連
3月10日 女性裁判官の国際デー International Day of Women Judges 国連総会
3月20日 国際幸福デー International Day of Happiness 国連総会
3月21日 国際人種差別撤廃デー International Day for the Elimination of Racial Discrimination 国連総会
3月21日 世界詩デー World Poetry Day ユネスコ
3月21日 国際ノウルーズ・デー International Day of Nowruz 国連総会
3月21日 世界ダウン症の日 World Down Syndrome Day 国連総会
3月21日 国際森林デー International Day of Forests 国連総会
3月22日 世界水の日 World Water Day 国連総会
3月23日 世界気象の日 World Meteorological Day 世界気象機関
3月24日 世界結核デー World Tuberculosis Day 世界保健機関
3月24日 著しい人権侵害に関する真実に対する権利と犠牲者の尊厳のための国際人権デー International Day for the Right to the Truth Concerning Gross Human Rights Violations and for the Dignity of Victims 国連総会
3月25日 奴隷及び大西洋間奴隷貿易犠牲者追悼国際デー International Day of Remembrance of the Victims of Slavery and the Transatlantic Slave Trade 国連総会
3月25日 拘留中または行方不明のスタッフと連帯する国際デー International Day of Solidarity with Detained and Missing Staff Members 国連総会
3月30日 ごみゼロ国際デー International Day of Zero Waste 国連総会
4月2日 世界自閉症啓発デー World Autism Awareness Day 国連総会
4月4日 地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー International Day for Mine Awareness and Assistance in Mine Action 国連総会
4月5日 良心の国際デー International Day of Conscience 国連総会
4月6日 開発と平和のためのスポーツの国際デー International Day of Sport for Development and Peace 国連総会
4月7日 世界保健デー World Health Day 世界保健機関
4月7日 1994年のルワンダにおけるジェノサイドを考える国際デー International Day of Reflection on the 1994 Rwanda Genocide 国連総会
4月12日 国際有人宇宙飛行デー International Day of Human Space Flight 国連総会
4月14日 世界シャーガス病デー World Chagas Disease Day 世界保健機関
4月21日 創造性とイノベーションの世界デー World Creativity and Innovation Day 国連総会
4月22日 アースデイ(国際母なる地球デー) International Mother Earth Day 国連総会
4月23日 世界図書・著作権デー World Book and Copyright Day ユネスコ
4月24日 マルチラテラリズムと平和のための外交の国際デー The International Day of Multilateralism and Diplomacy for Peace 国連総会
4月25日 国際外交使節デー International Delegate’s Day 国連総会
4月25日 世界マラリアデー World Malaria Day 世界保健機関
4月26日 国際チェルノブイリ災害想起デー International Chernobyl Disaster Remembrance Day 国連総会
4月26日 世界知的所有権の日 World Intellectual Property Day 世界知的所有権機関
4月28日 職場での安全と健康のための世界デー World Day for Safety and Health at Work 国際労働機関
4月30日 国際ジャズ・デー International Jazz Day ユネスコ
4月の第4木曜日 女児とICTの国際デー International Girls in ICT Day 国際電気通信連合

国際デーの一覧(5月~6月)

国際デー(5月~6月)
日付 名称 英語名 制定
5月2日 世界まぐろデー World Tuna Day 国連総会
5月3日 世界報道自由デー World Press Freedom Day 国連総会
5月8日・5月9日 第二次世界大戦で命を失った人たちのための追悼と和解のためのとき Time of Remembrance and Reconciliation for Those Who Lost Their Lives during the Second World War 国連総会
5月10日 アルガンノキの国際デー International Day of Argania 国連総会
5月12日 植物の健康の国際デー International Day of Plant Health 国連総会
5月15日 国際家族デー International Day of Families 国連総会
5月16日 平和に共存する国際デー International Day of Living Together in Peace 国連総会
5月16日 光の国際デー International Day of Light ユネスコ
5月17日 世界電気通信・情報社会デー World Tele-communication and Information Society Day 国際電気通信連合
5月20日 世界ミツバチの日 World Bee Day 国連総会
5月21日 国際お茶の日 International Tea Day 国連総会
5月21日 対話と発展のための世界文化多様性デー World Day for Cultural Diversity for Dialogue and Development 国連総会
5月22日 国際生物多様性の日 International Day for Biological Diversity 国連総会
5月23日 産科瘻孔をなくすための国際デー International Day to End Obstetric Fistula 国連総会
5月29日 国連平和維持要員の国際デー International Day of United Nations Peacekeepers 国連総会
5月31日 世界禁煙デー World No Tobacco Day 世界保健機関
6月1日 国際親の日 Global Day of Parents 国連総会
6月3日 世界自転車デー World Bicycle Day 国連総会
6月4日 侵略による罪のない幼児犠牲者の国際デー International Day of Innocent Children Victims of Aggression 国連総会
6月5日 世界環境デー World Environment Day 国連総会
6月5日 違法・無報告・無規制に行われる漁業との闘いのための国際デー International Day for the Fight against Illegal, Unreported and Unregulated Fishing 国連総会
6月7日 世界食品安全デー World Food Safety Day 国連総会
6月8日 世界海洋デー World Oceans Day 国連総会
6月12日 児童労働に反対する世界デー World Day Against Child Labour 国際労働機関
6月13日 国際アルビニズム(白皮症)啓発デー International Albinism Awareness Day 国連総会
6月14日 世界献血者デー World Blood Donor Day 世界保健機関
6月15日 世界高齢者虐待啓発デー World Elder Abuse Awareness Day 国連総会
6月16日 家族送金の国際デー International Day of Family Remittances 国連総会
6月17日 砂漠化および干ばつと闘う国際デー World Day to Combat Desertification and Drought 国連総会
6月18日 ヘイトスピーチと闘う国際デー International Day for Countering Hate 国連総会
6月18日 持続可能な食文化の日 Sustainable Gastronomy Day 国連総会
6月19日 紛争下の性的暴力根絶のための国際デー International Day for the Elimination of Sexual Violence in Conflict 国連総会
6月20日 世界難民の日 World Refugee Day 国連総会
6月21日 ヨガの国際デー International Day of Yoga 国連総会
6月23日 国連パブリック・サービス・デー United Nations Public Service Day 国連総会
6月23日 国際寡婦の日 International Widows’ Day 国連総会
6月25日 船員デー Day of the Seafarer 国際海事機関
6月26日 国際薬物乱用・不正取引防止デー International Day Against Drug Abuse and Illicit Trafficking 国連総会
6月26日 拷問の犠牲者を支援する国際デー International Day in Support of Victims of Torture 国連総会
6月27日 零細・中小企業デー Micro-, Small and Medium-sized Enterprises Day 国連総会
6月29日 国際熱帯デー International Day of the Tropics 国連総会
6月30日 国際小惑星デー International Asteroid Day 国連総会
6月30日 議会制度の国際デー International Day of Parliamentarism 国連総会

国際デーの一覧(7月)

国際デー(7月)
日付 名称 英語名 制定
7月第1土曜日 協同組合の国際デー International Day of Cooperatives 国連総会
7月11日 世界人口デー World Population Day 国連総会
7月12日 砂塵嵐と闘う国際デー International Day of Combating Sand and Dust Storms 国連総会
7月15日 世界ユース技能デー World Youth Skills Day 国連総会
7月18日 ネルソン・マンデラ国際デー Nelson Mandela International Day 国連総会
7月20日 月の国際デー International Moon Day 国連総会
7月20日 世界チェス・デー World Chess Day 国連総会
7月25日 世界溺水防止デー World Drowning Prevention Day 国連総会
7月28日 世界肝炎デー World Hepatitis Day 世界保健機関
7月30日 国際フレンドシップ・デー International Day of Friendship 国連総会
7月30日 人身取引反対世界デー World Day Against Trafficking in Persons 国連総会

国際デーの詳細

1月の国際デー

世界点字デー(1月4日)

視覚障害者のコミュニケーション手段である点字の重要性を認識する日として、世界盲人連合が2000年(平成12年)に制定。

2018年(平成30年)12月の国連総会で国際デーとして正式に認定されました。

日付は、点字を考案したフランスの盲学校教師・ルイ・ブライユの誕生日(1809年1月4日)から。

教育の国際デー(1月24日)

世界の平和と開発のために教育が果たす重要な役割についての理解を深める日として、2018年(平成30年)12月の国連総会で制定。

世界には学校に通えない約2億6200万人の子どもたち(6~14歳)が存在し、15歳以上の6人に一人が生活に必要な最低限の文字の読み書きや計算ができないといいます(2018年現在)。

ホロコースト犠牲者を想起する国際デー(1月27日)

ユダヤ人の3分の1が殺害されたホロコーストの犠牲者を追悼するとともに、憎悪や敵対感情、人種差別、偏見がもつ危険性を警告するため、2005年(平成17年)12月の国連総会で制定。

日付は、第二次世界大戦中にソ連軍によってアウシュヴィッツ強制収容所が解放された日(1945年1月27日)から。

2月の国際デー

世界湿地の日(2月2日)

1971年(昭和46年)2月2日、イランの都市ラムサールで湿地の保存に関する「ラムサール条約」が採択されました。

これを記念するとともに、世界中の人々に湿地への関心を持ってもらうことを目的として、ラムサール条約事務局が1996年(平成8年)に制定。

さらに2021年(令和3年)8月、国連総会はこの日を国際デーとする決議を採択しました。

この日に合わせて、世界各地で湿地を守っていくためのイベントが開催されます。

女性器切除の根絶のための国際デー(2月6日)

アフリカを中心に行われている女性器切除という慣習を全世界で根絶するため、2012年(平成24年)12月の国連総会で制定。

世界豆デー(2月10日)

世界中で広く栽培され、栄養豊富な豆類が、持続可能な食糧生産システムの構築や飢餓の撲滅にとって重要な作物であることを広く認識してもらうため、2018年(平成30年)12月の国連総会で制定。

科学における女性と女児の国際デー(2月11日)

女性と女児が科学技術の分野において果たす重要な役割を認識し評価するため、2015年(平成27年)の国連総会で制定。

世界ラジオ・デー(2月13日)

1946年(昭和21年)2月10日、創設間もない国連が当時の5つの公用語(英語、スペイン語、中国語、フランス語、ロシア語)でラジオの国際放送を始め、ニュースや特集番組を通して、国連の声を世界中の人々に届けました。

これを記念するとともに、ラジオの重要性についての意識を高めるため、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2011年(平成23年)に制定。

世界社会正義の日(2月20日)

貧困の撲滅、雇用の確保、社会保障、公平な社会の実現などの社会正義の必要性を啓発するため、2007年(平成19年)の国連総会で制定。

国際母語デー(2月21日)

1952年(昭和27年)2月21日、当時の東パキスタンの学生たちが自分たちの母語であるベンガル語を公用語として認めるよう要求する抗議集会を行い、ダッカ大学でデモを行っていた学生4人が警察に射殺されました。

これを記念するとともに、言語と文化の多様性、多言語の使用、母語の尊重を推進するため、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が1999年(平成11年)11月に制定。

この日に合わせて、多言語教育や質の高い教育を促進するためのイベントが世界各地で開催されます。

3月の国際デー

エイズ差別ゼロの日(3月1日)

HIV/エイズに対する偏見や差別をなくすため、2013年(平成25年)12月に国連合同エイズ計画(UNAIDS)が制定。

世界野生生物の日(3月3日)

1973年(昭和48年)3月3日、希少な野生動植物の国際的な取引を規制する「ワシントン条約」が採択されました。

これを記念するとともに、経済的・文化的に重要な野生動植物の保護の取組を強化するため、2013年(平成25年)12月の国連総会で制定。

国際女性デー(3月8日)

1904年(明治37年)3月8日、アメリカ・ニューヨークで女性労働者が婦人参政権を求めてデモを実施しました。

これを記念するとともに、女性の社会参加と地位向上を訴える日として、国連は国際婦人年(1975年)に3月8日を「国際女性デー」に定めました。

国連は各国に対し、女性差別の撤廃と社会への平等な参加に向けた環境の整備を求めています。

この日は、女性たちが達成してきた成果を確認すると同時に、今後のさらなる前進に向けて話し合う日とされており、世界中でさまざまなイベントが開催されます。

国際幸福デー(3月20日)

幸福が世界中の人々の共通の目標であり、それが政策にも反映されるようにするため、2012年(平成24年)の国連総会で制定。

南アジアのブータン王国では、1972年(昭和47年)に国民所得よりも国民の幸福が優先されるとして、国民総生産ではなく、国民総幸福量を政策の目標にしました。「国際幸福デー」はそのブータンによって提唱された国際デーです。

この日に合わせて、世界各地で幸福をテーマにしたさまざまなイベントが開催されます。

国際人種差別撤廃デー(3月21日)

1960年(昭和35年)3月21日、南アフリカのシャープビルで、人種隔離政策(アパルトヘイト)に反対するアフリカ人群衆に向けて警官隊が発砲し、69人が死亡(シャープビル虐殺事件)。

この事件が、国連が人種差別に取り組む契機となったことから、人種差別撤廃のための記念日として、1966年(昭和41年)の国連総会で制定。

この日に合わせて、世界各国で人種差別の撤廃を求めるイベントが開催されます。

世界詩デー(3月21日)

詩は、人々が対話し、平和な世界をつくる担い手となり、普遍的な人間性と価値観のなかで、人々と文化を結びつけてきました。

詩的表現を通じ、文化的な表現や言語の多様性を促進するため、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が1999年(平成11年)に制定。

国際ノウルーズ・デー(3月21日)

ノウルーズとは、ペルシャ語で「新しい日」を意味し、ペルシャ語文化圏を中心に、春分の日(3月20日前後)が、新年の元日として祝われます。

2010年(平成22年)2月の国連総会で新年行事「ノウルーズ」を国際デーに制定しました。

世界ダウン症の日(3月21日)

ダウン症の人たちがその人らしく、安心して暮らしていけるように、世界中の人々に訴える日として、世界ダウン症連合が2004年(平成16年)に制定。

日付は、ダウン症がある人たちは、「21」番目の染色体が1本多い「3」本あることから。

2012年(平成24年)の国連総会で国際デーに制定されました。

この日に合わせて、世界各国でダウン症の啓発イベントが開催されます。

日本では、日本ダウン症協会が毎年3月を「ダウン症啓発月間」として情報発信や啓発に取り組んでいます。

国際森林デー(3月21日)

森林と樹木に対する意識を高め、森林のために行動する日として、2012年(平成24年)12月の国連総会で制定。

世界水の日(3月22日)

水資源の開発・保全や「アジェンダ21」(21世紀に向けて持続可能な開発を実現するための行動計画)の実施について関心や理解を深める日として、1992年(平成4年)12月の国連総会で制定。

この日に合わせて、世界各国で水の大切さを知ってもらうためのイベントが開催されます。

世界気象の日(3月23日)

1950年(昭和25年)3月23日、「世界気象機関条約」が発効し、国連の専門機関である世界気象機関(WMO)が設立されました。

これを記念して、世界気象機関が1960年(昭和35年)に制定。

この日に合わせて、世界各国で気象知識の向上や国際的な気象業務への理解を促進するためのイベントが開催されます。

世界結核デー(3月24日)

1882年(明治15年)3月24日、ドイツの細菌学者ロベルト・コッホが結核菌の発見を発表しました。

これを記念するとともに、結核問題の重要性を警告し、結核対策強化の必要性を訴えるため、世界保健機関(WHO)が1997年(平成9年)に制定。

この日に合わせて、世界各地で結核撲滅に向けた啓発活動が行われます。

著しい人権侵害に関する真実に対する権利と犠牲者の尊厳のための国際人権デー(3月24日)

組織的な人権侵害の犠牲者の尊厳を守り、人権を保護するための闘いに献身し、命を失った人々に敬意を表すことを目的に、2010年(平成22年)12月の国連総会で制定。

日付は、エルサルバドル内戦で最も弱い立場にいた人々の人権侵害を世界に訴え続けたオスカル・ロメオ大司教に敬意を表し、彼が暗殺された日(1980年8月24日)から。

奴隷及び大西洋間奴隷貿易犠牲者追悼国際デー(3月25日)

奴隷貿易の犠牲となった人々を追悼するとともに、現代的な奴隷制度の根絶と人種差別や偏見の危険性についての意識を高めるため、2007年(平成19年)12月の国連総会で制定。

拘留中または行方不明のスタッフと連帯する国際デー(3月25日)

世界各地で拘留または行方不明の国連職員の早期解放・発見を求める日として、国連が制定。

日付は、レバノンで国連職員が武装勢力に誘拐され(1985年3月25日)、後に殺害された事件から。

4月の国際デー

世界自閉症啓発デー(4月2日)

自閉症についての理解を深めるため、2007年(平成19年)12月の国連総会で制定。

この日、日本や世界各地のランドマークがブルーにライトアップされるイベントなどが実施されます。

厚生労働省は4月2日から8日までを「発達障がい啓発週間」として、自閉症をはじめとする発達障がいについての関心や理解を深めるための活動を行っています。

地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー(4月4日)

対人地雷の脅威について関心と理解を深め、地雷除去への支援を呼びかけることを目的に、2005年(平成17年)12月の国連総会で制定。

良心の国際デー(4月5日)

愛と良心による平和の促進を目的に、2019年(令和元年)7月の国連総会で制定。

開発と平和のためのスポーツの国際デー(4月6日)

スポーツが平和と開発を促し、寛容と相互理解を育むことに着目し、2013年(平成25年)9月の国連総会で制定。

日付は、近代オリンピックの最初の大会(1896年アテネオリンピック)が開幕した日(1896年4月6日)から。

世界保健デー(4月7日)

1948年(昭和23年)4月7日、「すべての人が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として、国連の専門機関である「世界保健機関(WHO)」が設立されました。

これを記念するとともに、健康への関心を高めるため、WHOが制定。

この日に合わせて、世界各地でその年のテーマに沿ったさまざまなイベントが行われます。

1994年のルワンダにおけるジェノサイドを考える国際デー(4月7日)

1994年(平成6年)4月6日、二つの民族(フツ族とツチ族)が対立していたアフリカのルワンダで、フツ族出身のジュベナール・ハビャリマナ大統領が暗殺されました。

これが引き金となり、フツ族の過激派が、4月7日から約3か月の間に80万人以上のツチ族や穏健派のフツ族を殺害しました(ルワンダ虐殺)。

ルワンダ虐殺を想起し、犠牲者の追悼とジェノサイドの防止を呼びかけることを目的として、2003年(平成15年)12月の国連総会で制定。

国際有人宇宙飛行デー(4月12日)

1961年(昭和36年)4月12日、ソ連の宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンが搭乗する宇宙船ボストーク1号が、人類初の有人宇宙飛行に成功しました。

これを記念するとともに、平和目的のために宇宙空間を維持することを目的として、2011年(平成23年)4月の国連総会で制定。

ガガーリンは宇宙から地球を見たときの感想を「地球は青かった」と表現し、日本において流行語になりました。

世界シャーガス病デー(4月14日)

シャーガス病は、サシガメという虫を媒介した寄生虫感染症です。無症状の期間が長く続いた後、何年も経過してから重篤な合併症が発生することがあります。

感染の大部分はラテンアメリカ(中南米)の貧しい人々の間で発生していますが、他の大陸にも広がっています。感染者は世界で年間約650万人、死亡者は約1万人と推定されています。

シャーガス病に対する意識を高めるために、世界保健機関(WHO)が2019年(令和元年)に制定。

【関連・参考サイト】
シャーガス病(Wikipedia)
シャーガス病について(厚生労働省検疫所FORTH)

創造性とイノベーションの世界デー(4月21日)

国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)を推進する上で、問題解決における創造性とイノベーションの重要性について、人々の関心や理解を深めるため、2017年(平成29年)の国連総会で制定。

SDGsとは

SDGs(Sustainable Development Goals)とは、人類がこの地球で暮らし続けていくために2030年までに達成すべきとされている国際的な目標です。

SDGsには17の目標があります。

1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任、つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

アースデイ(国際母なる地球デー)(4月22日)

1970年(昭和45年)4月22日、アメリカのゲイロード・ネルソン上院議員の呼びかけにより、学生たちと環境問題について学び・討論する集会「アースデイ」が開催されました。

その後、4月22日のアースデイ運動は世界的な規模に拡大し、世界各地で環境問題に関するイベントが開催されています。

2009年(平成21年)の国連総会で4月22日を「国際マザーアース・デー(国際母なる地球デー)」とすることが採択されました。

世界図書・著作権デー(4月23日)

読書の楽しみを特に若い人々に伝えるとともに、人類の文化的・社会的進歩にかげかえのない貢献を果たした人々へ敬意を表する日として、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が1995年(平成7年)に制定。また、著作権の保護を促進するための日です。

日付は、4月23日が劇作家シェイクスピアや小説家セルバンテスの命日であり、世界の文学にとっての象徴的な日付であることから。

世界マラリアデー(4月25日)

2000年(平成12年)4月25日、西アフリカのナイジェリアでマラリア撲滅国際会議が開かれたことを記念して、同会議でこの日を「アフリカ・マラリアデー」に制定。

マラリアの現状を理解し、マラリア制御に向けた世界的な取組みを促進するため、2007年(平成19年)に世界保健機関(WHO)がこの日を「世界マラリアデー」に制定しました。

この日に合わせて、世界各地でマラリア対策促進を呼びかけるイベントやキャンペーンが開催されます。

国際チェルノブイリ災害想起デー(4月26日)

1986年(昭和61年)4月26日、旧ソ連ウクライナ共和国の首都キーウの北方130キロメートルにあるチェルノブイリ原子力発電所で史上最悪の原発事故が発生しました。

災害から30年以上経った今でも深刻な影響が続いていることを忘れず、今後も支援を続けていくことを目的として、2016 年(平成28年)12月の国連総会で制定。

世界知的所有権の日(4月26日)

1970年(昭和45年)4月26日、「世界知的所有権機関を設立する条約」が発効し、国連の専門機関である世界知的所有権機関(WIPO)が発足しました。

これを記念するとともに、知的財産が日常生活で果たす役割についての理解を深めるため、WIPOが2000年(平成12年)に制定。

この日に合わせて、知的財産の理解を深め、発明者・クリエイターなどの社会への貢献を称えるイベントが世界各地で開催されます。

知的財産権とは

知的財産権とは、知的な創作活動によって何かを創り出した人に対して付与される「他人に無断で利用されない」といった権利です。「知的所有権」とも呼ばれます。

知的財産権には、特許権や意匠権、商標権、著作権などがあります。

近年、知的財産権の対象は拡大される傾向にあります。

職場での安全と健康のための世界デー(4月28日)

職場における安全と健康の促進について、人々の関心や理解を深めるため、国際労働機関(ILO)が国際デーとして制定。

もともと4月28日は、世界労働組合運動で事故や病気で亡くなった労働者を追悼する日とされていました。

国際ジャズ・デー(4月30日)

多様な文化の影響を受けて誕生し、世界中の音楽文化を取り入れながら発展してきたジャズ。

ジャズを通じて世界のさまざまな文化に対する理解を深め、国際的な文化的交流を促進させようと、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2011年(平成23年)に制定。

国際ジャズ・デーのイベント

国際ジャズ・デーには毎年200か国近くが参加。コンサートやライブに加えて、ワークショップやセミナーなどのイベントが開催されます。

オールスター・グローバルコンサートには世界の著名ジャズ・ミュージシャンが集い、その演奏が全世界に配信されます。

5月の国際デー

世界まぐろデー(5月2日)

まぐろの乱獲を避けるとともに、水産資源保護の重要性ついて理解を深めてほしいと、2016年(平成28年)12月の国連総会で制定。

世界報道自由デー(5月3日)

報道の自由の重要性を再確認し、ジャーナリストが自由かつ安全に活動できるようにするため、1993年(平成5年)12月の国連総会で制定。

日付は、1991年5月3日にナミビアの首都ウィントフックで「アフリカの独立した多元的な報道の促進に関するウィントフック宣言」が採択されたことちなみます。

この日に合わせて、ジャーナリズムや表現の自由の分野で貢献した個人や団体を表彰したり、職務中に命を落としたジャーナリストの業績を称える式典などが開催されます。

第二次世界大戦で命を失った人たちのための追悼と和解のためのとき(5月8日・5月9日)

第二次世界大戦で犠牲になったすべての人に敬意と追悼の意を表するようにと、2004年(平成16年)11月の国連総会で制定。

日付は、ドイツが第二次世界大戦の降伏文書に調印した日(1945年5月8日)から。

国際家族デー(5月15日)

各国において家族に関する問題についての関心や理解を深め、その解決に向けて適切な行動をとるよう促すため、1993年(平成5年)9月の国連総会で制定。

平和に共存する国際デー(5月16日)

平和と持続可能な開発を達成するため、国や文化の違いを超えて多様性を認め、対立をなくす和解を促進していこうと、2017年(平成29年)12月の国連総会で制定。

光の国際デー(5月16日)

光が科学、文化、芸術、教育、医療、エネルギーといった幅広い分野の中で果たす役割について理解を深めてほしいと、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2016年(平成28年)に制定。

日付は、アメリカの物理学者セオドア・メイマンが世界で初めてレーザーを発することに成功した日(1960年5月16日)から。

世界電気通信・情報社会デー(5月17日)

1865年5月17日、国連の専門機関の一つである国際電気通信連合(ITU)の前身である「万国電信連合」がフランス・パリで発足しました。

これを記念するとともに、世界中の国とより速く、より正確に連絡を取る手段として、電気通信の普及と理解を深めることを目的として、ITUが2006年(平成18年)に制定。

世界ミツバチの日(5月20日)

ミツバチなどの花粉を媒介する生物の重要性と、それら花粉媒介者が直面する課題についての認識を高めるため、2017年(平成29年)12月の国連総会で制定。

日付は、養蜂が盛んなスロベニアの近代養蜂の先駆者であるアントン・ヤンシャの誕生日(1734年5月20日)から。

国際お茶の日(5月21日)

お茶の長い歴史と文化的、経済的重要性についての認識を高めるため、2019年(令和元年)12月の国連総会で制定。

対話と発展のための世界文化多様性デー(5月21日)

文化の多様性の価値をより深く理解し、その保護と発展、文明間の対話を促進させることを目的に、2002年(平成14年)12月の国連総会で制定。

国際生物多様性の日(5月22日)

1992年(平成4年)5月22日、ケニアのナイロビで開催された生物多様性条約交渉会議において「生物多様性条約」が採択されました。

これを記念するとともに、生物多様性の危機とその保全の大切さについて理解を深めてほしいと、2000年(平成12年)の国連総会で制定。

この日に合わせて、生物多様性の保全に向けた啓発イベントが世界各地で開催されます。また、国連では森林破壊の解消のため「植樹をおこなおう」と呼びかけており、これに呼応して世界中でいっせいに木を植える「グリーンウェイブ」と呼ばれる植樹イベントも開催されています。

生物多様性ホットスポットとは

地球上における生物多様性は均等ではなく、一般に熱帯では多様性が豊かであり、極地に近づくにつれ種の数は減少します。

生物多様性ホットスポットとは、多数の固有種が存在する地域であり、大部分は熱帯に位置し、その多くは熱帯林になります。

代表的なホットスポットは、ブラジルの大西洋岸森林、6500万年前にアフリカ大陸から分離したマダガスカル島、インドネシアの1万7000の島々などで、固有種の比率や生物多様性が特に高い地域です。日本列島もホットスポットの一つとされています。

しかし、多くのホットスポットは人口が急速に増えている地域の近くにあり、生物多様性が危機にさらされています。

海洋においては、サンゴ礁など沿岸域に多くの生物が生息しています。日本近海は海洋生物の多様性が極めて高いホットスポットであり、全海洋生物種の約15%が分布するといわれています。

産科瘻孔をなくすための国際デー(5月23日)

産科瘻孔をなくすために意識向上をはかり、行動を促進するため、2012年(平成24年)12月の国連総会で制定。

産科瘻孔とは

産科瘻孔(さんかろうこう)とは、難産のときに帝王切開などの適切な産科医療が受けられないと、分娩が長時間におよび、胎児の頭部が骨盤を圧迫し続けることで、膣や直腸、尿管、膀胱の一部が壊死。その部分に穴が開き、膣が膀胱や尿道、直腸とつながってしまう疾患です。

産科瘻孔になると、修復手術を受けない限り、慢性的に尿や便が膣口から流れ出てしまうため、皮膚病や腎臓病などの疾患を引き起こすおそれもあります。また、異臭がすることによって、家族や友人から見捨てられ、孤立して経済的な困窮するケースも少なくありません。

先進国での発症はほとんどみられませんが、アフリカ、南アジア、中東、ラテンアメリカなどの発展途上国において推定200万人の患者がおり、毎年5万から10万人の新規患者が生まれています。

産科瘻孔
VHenryArt

【関連・参考サイト】
産科瘻孔(Wikipedia)

国連平和維持要員の国際デー(5月29日)

国際社会の平和と安全に献身しているすべての国連平和維持要員に敬意を表するとともに、国連平和維持活動(PKO)で殉職した人々を追悼する日として、2003年(平成15年)2月の国連総会で制定。

日付は、1948年(昭和23年)5月29日に国連平和維持活動を目的とした組織「国連休戦監視機構(UNTSO)」が創設されたことから。

世界禁煙デー(5月31日)

たばこを吸わないことが一般的な社会習慣となることを目指して、1989年(平成元年)に世界保健機関(WHO)が制定。

日本では厚生労働省が世界禁煙デーに始まる1週間(5月31日~6月6日)を「禁煙週間」に定めています。

喫煙により毎年800万人以上が亡くなる

2019年(令和元年)時点で世界中で10億人以上が定期的にタバコを吸っており、タバコが原因とみられるがんや心臓病によって、毎年800万人以上が亡くなっています。

その内700万人以上は直接の喫煙によるもので、約120万人は受動喫煙によるものです。

6月の国際デー

国際親の日(6月1日)

世界中の親に敬意を表する日として、2012年(平成24年)9月の国連総会で制定。

世界自転車デー(6月3日)

自転車を単なる交通手段としてだけでなく、SDGsの実現に貢献し、教育・健康・スポーツにも役立つツールとして位置づけ、各国での自転車の普及と活用促進をはかるため、2018年(平成30年)4月の国連総会で制定。

侵略による罪のない幼児犠牲者の国際デー(6月4日)

1982年(昭和57年)6月に起きたイスラエル軍のレバノンへの侵攻により、パレスチナ・レバノンの罪のない子どもが多数犠牲になりました。

犠牲者を追悼するとともに、身体的、精神的な虐待を受けている世界中の子どもたちの痛みを理解し、子どもの権利を守るため、1982年(昭和57年)8月の国連緊急特別総会で制定。

世界環境デー(6月5日)

1972年(昭和47年)6月5日にスウェーデンのストックホルムで開催された国連人間環境会議で「人間環境宣言」が採択され、国連の補助機関である「国連環境計画」(UNEP)が創設されました。

これを記念するとともに、環境保全に関する関心と理解を深め、環境保全に向けた積極的な取組みを推進するため、1972年12月の国連総会で制定。

日本では1993年(平成5年)に施行された「環境基本法」で6月5日を「環境の日」に定めています。また、環境省では6月を「環境月間」としており、全国で様々な取組みが行われています。

違法・無報告・無規制に行われる漁業との闘いのための国際デー(6月5日)

2016年(平成28年)6月5日、違法・無報告・無規制に行われる漁業を防止し、排除するための初の国際条約「違法漁業防止寄港国措置協定」が発効しました。

これを記念するとともに、違法な漁業と闘い、持続可能な漁業を確保するため、2017年(平成29年)12月の国連総会で制定。

世界食品安全デー(6月7日)

食品安全についての関心を高め、食品に由来する病気を防ぐための行動を促すため、2018年(平成30年)の国連総会で制定。

この日に合わせて、食品の安全に関する活動が世界各地で行われます。

世界海洋デー(6月8日)

地球上の7割の面積を覆う海の環境や、そこに暮らす生物を守ることを目的に、2008年(平成20年)12月の国連総会で制定。

この日に合わせて、世界各地で海の環境保全や持続可能性に関するさまざまなイベントが開催されます。

持続可能な開発目標(SDGs)の目標14「海の豊かさを守ろう」でも、海の環境と海洋資源の確保を世界で取り組む共通課題としています。

児童労働反対世界デー(6月12日)

子どもの教育の機会を奪い、健全な発達を侵害する児童労働の撤廃に向けた取り組みの必要性を訴えるため、国際労働機関(ILO)が2002年(平成14年)に制定。

世界中の子どもの約10人に1人が児童労働に従事しています。そのうち約半数は、心身ともに悪影響を及ぼしかねない危険な仕事に就いています。

児童労働の原因には、貧困や慣習、武力紛争、自然災害、教育機会の欠如などがあります。

この日に合わせて、世界各地で児童労働問題に対する意識を高めるためのさまざまな活動が行われます。

国際アルビニズム(白皮症)啓発デー(6月13日)

アルビニズム(白皮症)について正しく理解し、アルビニズムの人々に対する差別や偏見をなくすことを目的に、2014年(平成26年)12月の国連総会で制定。

アルビニズムとは

アルビニズム(白皮症)は、メラニン色素合成の減少や欠損が原因で、生まれつき皮膚や毛髪、眼などの色が薄くなる遺伝性疾患です。

多くの場合、視力障害を伴い、直射日光に弱く、日焼け止めの使用を怠ると皮膚がんになる危険性が高くなります。

また、世界の多くの国や地域で、アルビニズムの人々への差別や暴力が報告されています。
アフリカの一部の国では、アルビニズムの人々の内臓や身体の一部に魔術が宿っているという迷信があり、身体の一部が奪われたり、殺害される事態も確認されています。

世界献血者デー(6月14日)

血液という「いのちを救う贈り物」に協力してくれる献血者に感謝するとともに、血液製剤を必要とする患者のために献血が欠かせないことを伝えるため、世界保健機関(WHO)が2005年(平成17年)に制定。

日付は、ABO式血液型を発見し、ノーベル生理学・医学賞を受賞したオーストリアの病理学者カール・ラントシュタイナーの誕生日(1868年6月14日)から。

この日に合わせて、「自発的で定期的な献血」に協力してもらえるよう、世界各地でさまざまなイベントが開催されます。

世界高齢者虐待啓発デー(6月15日)

高齢者虐待に対する意識を高めるために、2011年(平成23年)12月の国連総会で制定。

世界のほとんどの国では高齢者の人口が増加しており、それに伴い高齢者への虐待も増加すると予想されています。

家族送金の国際デー(6月16日)

世界では、2億人以上の出稼ぎ労働者の仕送りが、8億人以上の本国の家族を支えています。

低・中所得国への送金は、貧困を緩和し、栄養状態を高め、教育分野の支出増加につながり、児童労働を減らす重要な鍵となっています。

家族送金の重要性を認識するため、2018年(平成30年)6月の国連総会で制定。

砂漠化および干ばつと闘う国際デー(6月17日)

砂漠化と干ばつへの理解と関心を深めるとともに、砂漠化を防止し、干ばつから人々を救うことを目的に、1995年(平成7年)1月の国連総会で制定。

日付は、1994年6月17日にフランスのパリで「国連砂漠化対処条約」が採択されたことから。

ヘイトスピーチと闘う国際デー(6月18日)

多様性と包摂性の尊重を促進することでヘイトスピーチを阻止し、終わらせるために、2021年(令和3年)7月の国連総会で制定。

ヘイトスピーチは暴力をあおり、社会の結束や寛容を弱体化させ、私たちを結びつける共通の価値観と原則を脅かし、平和と発展に害を及ぼす可能性もあります。

持続可能な食文化の日(6月18日)

持続可能な食料生産や生物多様性の保全を促進し、貧困の削減や環境を保護するとともに、持続可能な食文化の重要性について関心や理解を深めてほしいと、2016年(平成28年)12月の国連総会で制定。

紛争下の性的暴力根絶のための国際デー(6月19日)

紛争下の性的暴力の根絶を目的とし、また、性的暴力の被害者や命を失ったすべての人々に敬意を表する日として、2015年(平成27年)6月の国連総会で制定。

紛争下の性的暴力は、社会組織を切り裂き、コミュニティーを支配・威嚇し、人々を家から追い出すために用いられる意図的な戦略として広く認識されています。

世界難民の日(6月20日)

難民の保護と支援に対する世界的な関心を高め、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や非政府組織(NGO)による活動への理解を深める日として、2000年(平成12年)12月の国連総会で制定。

日付は「アフリカ統一機構(OAU)難民条約」の発効日(1974年6月20日)から。

世界難民の日はブルーにライトアップ

6月20日の「世界難民の日」には、全国各地の観光施設や歴史的建造物などがシンボルカラーであるブルーにライトアップされます。

■ これまでにブルー・ライトアップが実施された各地のランドマーク(一部)

「さっぽろテレビ塔」「仙台スカイキャンドル」「水戸芸術館タワー」「東京スカイツリー」「大船観音寺」「静岡市役所本館」「杉原千畝記念館 命のビザ モニュメント」「東寺 五重塔」「明石海峡大橋」「岡山城」「海峡ゆめタワー」「稲佐山山頂電波塔」「屋久島町役場本庁舎」など。

ヨガの国際デー(6月21日)

世界中でヨガを楽しみ体・心・社会の健康を育む日にしてほしいと、2014年(平成26年)12月の国連総会で制定。

日付は、6月21日が北半球において最も昼が長くなる二十四節気の「夏至」になることが多く、世界各地でこの日を特別な日とする考えが共有されていることから。

この日に合わせて、世界各地でさまざまなヨガのイベントが開催されます。

この記念日は「国際ヨーガの日」「国際ヨガの日」「国際ヨガデー」とも呼ばれます。

国連パブリック・サービス・デー(6月23日)

公共サービスの役割を周知するため、2002年(平成14年)12月の国連総会で制定。

この日は、地域社会における公共サービスの価値を祝い、開発プロセスにおける公共サービスの貢献を強調し、若者が公共部門でのキャリアを追求するよう奨励する日とされています。

国際寡婦の日(6月23日)

寡婦(かふ)とは、夫と死別または離婚した後、再婚せずに独身でいる女性のことをいいます。

世界の多くの国々で寡婦が人権侵害を受けたり、不平等な状態に置かれている状況を認識し、これを改善・解決していくことを目的に、2010年(平成22年)12月の国連総会で制定。

船員デー(6月25日)

世界の船員が日々、海上の危険に直面しながら、人々の生活に貢献していることを知ってもらいたいと、国連の専門機関である国際海事機関(IMO)が制定。

国際薬物乱用・不正取引防止デー(6月26日)

薬物の乱用および違法取引の撲滅を目的に、1987年(昭和62年)12月の国連総会で制定。

日付は、「薬物乱用統制における将来の包括的多面性アウトライン」が薬物乱用・不正取引防止に関する国際会議で採択された日(1987年6月26日)から。

拷問の犠牲者を支援する国際デー(6月26日)

拷問の撲滅とその犠牲者支援を目的として、1997年(平成9年)12月の国連総会で制定。

日付は「拷問等禁止条約」の発効日(1987年6月26日)から。

零細・中小企業デー(6月27日)

零細・中小企業は、雇用の創出、飢餓と貧困の削減、起業家精神やイノベーションの促進にとって重要であることを認識し、これらの企業を支援するための意識を高めるため、2017年(平成29年)4月の国連総会で制定。

国際熱帯デー(6月29日)

熱帯地域が直面するさまざまな課題についての意識を高め、持続可能な開発を達成するために、2016年(平成28年)6月の国連総会で制定。

日付は、ミャンマーのノーベル平和賞受賞者アウンサンスーチーが、今後ますます重要になる熱帯地域の展望を示す報告書を発表した日(2014年6月29日)から。

国際小惑星デー(6月30日)

小惑星の地球衝突の危険性について人々の意識を高めるため、2016年(平成28年)12月の国連総会で制定。

日付は、ロシア・シベリアのツングースカ上空で隕石による大爆発が発生した日(1908年6月30日)から。その爆発の威力は広島型原爆の185倍ともいわれます。

議会制度の国際デー(6月30日)

世界中の人々の生活を向上させる議会の役割を認識し、重要な目標を達成する上での進捗状況を振り返る日として、2018年(平成30年)4月の国連総会で制定。

日付は、1889年(明治22年)6月30日にフランス・パリで主権国家の議会による国際組織「列国議会同盟」が設立されたことにちなみます。

7月の国際デー

協同組合の国際デー(7月第1土曜日)

国際連帯と世界平和を願い、協同組合への理解を高め、協同組合運動の思想を広めることを目的に、国際協同組合同盟(ICA)が1922年(大正11年)に制定。

1994年(平成6年)12月の国連総会で国際デーとして認定されました。

世界人口デー(7月11日)

世界の人口問題や家族計画への関心や理解を深めるための日として、1990年(平成2年)12月の国連総会で制定。

日付は、1987年(昭和62年)7月11日に世界の人口が50億人を超えたとされていることから。

なお、2023年(令和5年)の世界人口は80億4500万人(前年から7000万人増加)、日本人口は1億2330万人(前年から230万人減少)です。

世界ユース技能デー(7月15日)

若者が職業技能を習得することの重要性を認識し、その支援を呼びかけるため、2014年(平成26年)12月の国連総会で制定。

ネルソン・マンデラ国際デー(7月18日)

社会奉仕活動を通じて、アパルトヘイト撤廃に尽力した南アフリカの政治家ネルソン・マンデラの功績を称える日として、2009年(平成21年)11月の国連総会で制定。

日付はネルソン・マンデラの誕生日(1918年7月18日)から。

この日、ネルソン・マンデラの67年間の反アパルトヘイト運動にちなんで、67分間の社会奉仕活動を行うよう、世界中の人々に呼びかけています。

世界チェス・デー(7月20日)

チェスは公平性、包括性、相互尊重を促進する世界的なゲームであり、人々や国家間の寛容と理解の促進につながるとして、2019年(令和元年)12月の国連総会で制定。

日付は、国際チェス連盟がフランスのパリに設立された日(1924年7月20日)から。

世界溺水防止デー(7月25日)

溺水事故によって失われた命に思いを寄せ、予防可能であるこれら悲劇的な事故に対しての認識を高めるため、2021年(令和3年)4月の国連総会で制定。

毎年世界では約24万人が溺死しているとされ、1~24歳の子どもと若者の主要死因の一つになっています。

世界肝炎デー(7月28日)

世界的レベルでのウイルス性肝炎のまん延防止と、患者に対する差別・偏見の解消をはかるため、世界保健機関(WHO)が2010年(平成22年)に制定。

国際フレンドシップ・デー(7月30日)

国や文化を超えた友情が、世界平和を促進し、コミュニティ同士を結びつけることを再認識する日として、2011年(平成23年)7月の国連総会で制定。

決議では、未来のリーダーとなる若者をさまざまな文化や国際理解、多様性の尊重に関するコミュニティの活動に参加させることを奨励しています。

人身取引反対世界デー(7月30日)

人身取引の問題が世界中に蔓延していることを啓発し、人身取引を防止・抑制すること、被害者の保護・支援を行うことを目的として、2013年(平成25年)12月の国連総会で制定。

人身取引とは、売春や強制労働などを目的として、暴力や脅迫、誘拐、詐欺などの手段で、弱い立場にある人を支配する行為です。その被害者の約7割が女性(成人および子ども)といわれています。

8月の国際デー

日付 国際デー 制定・由来
8月9日 世界の先住民の国際デー 世界の先住民の権利を推進し保護するため、1994年(平成6年)12月の国連総会で制定。

日付は、1982年(昭和57年)8月9日にスイス・ジュネーヴで国連人権保護・推進分科会の「国連先住民族作業部会」が初めて開催されたことから。

先住民は世界のどの地域にも居住し、人口は約4億~5億人にのぼります。世界の文化多様性の大部分を形成する一方、多くの先住民は、疎外や極度の貧困、その他の人権侵害に直面しています。

8月12日 国際青少年デー 青少年が社会のあらゆる分野に参加し、意見を反映させられる未来を目指すとともに、若者に関する問題について啓発活動を行うため、1999年(平成11年)の国連総会で制定。

国連では15歳から24歳の人々を若者(ユース)と定義。若者のうち約90%は開発途上国に暮らし、保健医療や教育・訓練、雇用などへのアクセス不足が生み出す課題に直面しています。

8月19日 世界人道デー 2003年(平成15年)8月19日、イラクで人道支援を担っていた国連事務所が攻撃され、22名のスタッフが犠牲となり、100名以上が負傷しました。

紛争や自然災害などにより困難な生活を強いられている人々と、危険と隣り合わせになりながらも、こうした人々のために行動する「エイド・ワーカー」の双方に思いを寄せることを目的として、2008年(平成20年)12月の国連総会で制定。

この日に合わせて、世界各地で関連イベントが開催されています。

8月21日 テロ被害者想起と追悼の国際デー テロリズムの犠牲者を追悼し、被害者を支援し、その人権を推進・擁護していくことを目的に、2017年(平成29年)12月の国連総会で制定。
8月22日 宗教および信条に基づく暴力行為の犠牲者を記念する国際デー 宗教や信条に基づく暴力の犠牲者を追悼し、被害者を支援し、宗教的少数派に属する人々の人権を推進・擁護していくことを目的に、2019年(令和元年)の国連総会で制定。
8月23日 奴隷貿易とその廃止を記念する国際デー 1791年8月22日の夜から23日にかけて、カリブ海のフランス植民地サン=ドマング(現在のハイチ)でアフリカ人奴隷による反乱「ハイチ革命」が始まりました。

この反乱が大西洋奴隷貿易の廃止に重要な役割を果たしたことを記念し、奴隷貿易の悲劇をすべての人の記憶に残すため、1998年(平成10年)に国連教育科学文化機関(ユネスコ)が制定。

8月29日 核実験に反対する国際デー 核実験の廃止と核兵器廃絶に向けての啓発活動を行うため、2009年(平成21年)12月の国連総会で制定。

日付は、1991年8月29日に世界最大の核実験場の一つである旧ソ連のカザフ共和国(現在のカザフスタン)のセミパラチンスク核実験場が閉鎖されたことにちなみます。

8月30日 強制失踪の被害者のための国際デー 世界各地で国家権力やそれに準ずる集団により拉致され、行方不明になっている被害者への関心を高めるため、国連が制定。

9月の国際デー

日付 国際デー 制定・由来
9月5日 国際チャリティー・デー ボランティア活動や慈善活動の重要性について理解を深めるため、2012年(平成24年)12月の国連総会で制定。

日付は、極めて貧しく、弱い立場に置かれた人々のための活動に一生を捧げたマザー・テレサの命日(1997年9月5日)にちなみます。

9月7日 青空のためのきれいな空気の国際デー 大気汚染がもたらす問題についての理解を深め、空気をきれいにする対策の推進を目的に、2019年(令和元年)12月の国連総会で制定。

世界では10人中9人が汚染された空気を吸っており、年間約700万人が大気汚染に起因する病気で早死にしています。

9月8日 国際識字デー 世界中の人々に識字の重要性を訴え、識字率の向上をはかるため、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が1966 年(昭和41年)に制定。

日付は、1965年(昭和40年)9月8日にイランで開催された世界教育相会議において、イランのパーレビ国王が世界各国の軍事費1日分を識字基金に拠出することを提案したことに由来します。

この日に合わせて、識字の重要性を国際社会に呼び掛けるイベントが世界各地で開催されます。

ユネスコでは「日常生活で用いられる簡単で短い文章を理解して読み書きできる」状態のことを識字と定義しています。2000年時点の推定識字率は世界全体で79%。5人に1人は読み書きができず、そのうち3分の2は女性です。地域別にみると、南アジアと西アジアの識字率が最も低くなっています。

9月9日 教育を攻撃から守るための国際デー 紛争下における武力攻撃から教育を守り、すべての子どもが安全な環境で教育を受けられるよう世界各国が取り組むことを目的に、2020年(令和2年)5月の国連総会で制定。
9月12日 国連南南協力デー 南南協力とは、開発途上国同士がそれぞれの得意分野で相互に協力を行うことです。

南南協力の重要性について啓蒙し、南南問題(開発途上国の間での経済格差が引き起こす諸問題)を解決するため、2004年(平成16年)12月の国連総会で制定。

9月15日 国際民主主義デー 民主主義の原則を推進・維持し、すべての人の人権や基本的自由の尊重を呼びかけるため、、2007年(平成19年)の国連総会で制定。
9月16日 オゾン層保護のための国際デー 地球を太陽光に含まれる有害な紫外線から守っているオゾン層の破壊をくい止め、オゾン層を保護するため、1994年(平成6年)の国連総会で制定。

日付は、1987年(昭和62年)9月16日に「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」が採択されたことを記念して。

日本では9月を「オゾン層保護対策推進月間」として、オゾン層保護やフロン対策に関する普及啓発活動が行われます。

9月17日 世界患者安全の日 患者安全を促進し、医療制度を利用するすべての人のリスクを軽減するために、世界保健機関(WHO)が2019年(令和元年)に制定。

この日に合わせて、世界各地で医療安全対策を推進するための啓発活動が行われます。

9月18日 平等な賃金の国際デー 男女の賃金格差の解消など、同一価値の労働に対する同一賃金の推進を目的に、2019年(令和元年)の国連総会で制定。
9月21日 国際平和デー 国際平和の理想を記念し、推進するため、1981年(昭和56年)の国連総会で制定。

「世界の停戦と非暴力の日」として、すべての国と人々に、この日一日は敵対行為を停止するよう求めています。

この日、ニューヨークの国連本部では国連事務総長が「平和の鐘」を鳴らす特別記念行事が行われます。

この鐘は、多くの国の国連代表者やローマ法王、子どもたちなど、世界中の人びとから集められた硬貨で鋳造され、日本国連協会から国連に寄贈されたものです。

9月23日 手話言語の国際デー 手話言語が音声言語と対等であることを認め、ろう者の人権が完全に保障されることを目的として、2017年(平成29年)12月の国連総会で制定。
9月26日 核兵器の全面的廃絶のための国際デー 2013年(平成25年)9月26日に核軍縮に関する国連総会ハイレベル会合が開催されました。

これを記念するとともに、核兵器が人類に及ぼす脅威と、核兵器の全面的廃絶の必要性に関する社会の認識を高めるため、2013年12月の国連総会で制定。

9月27日 世界観光デー 1970年(昭和45年)9月27日にメキシコ・シティで開催された世界観光機関の特別総会で「世界観光機関憲章」が採択されました。

これを記念するとともに、国際社会における観光の社会的、文化的、政治的および経済的な重要性を啓発するため、世界観光機関が1979年(昭和54年)に制定。

なお、世界観光機関は2003年(平成15年)に国連の専門機関となりました。

9月28日 情報へのユニバーサル・アクセスのための国際デー ユニバーサル・アクセスとは、国籍や年齢、性別、障害などに関わらず、誰でも同じようにインターネットを利用でき、情報を得られる状態のこと。

ユニバーサル・アクセスの実現に向けて、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2015年(平成27年)に制定。

9月29日 食料のロスと廃棄に関する啓発の国際デー 食品ロスと廃棄の問題に対する人々の意識を高めるため、2019年(令和元年)の国連総会で制定。

2019年時点で、世界では約6億9000万人が飢えに苦しんでおり、30億人が十分に健康的な食事をとることができない状態となっています。

9月30日 国際翻訳デー 国どうしを結び、平和と理解、発展を育むうえで専門の翻訳者が果たす役割を重視するため、2017年(平成29年)5月の国連総会で制定。

日付は、聖書をラテン語に訳した聖書学者ヒエロニムスの命日(420年9月30日)から。

9月最終木曜日 世界海事デー 国連の専門機関である国際海事機関(IMO)が制定。

10月の国際デー

日付 国際デー 制定・由来
10月1日 国際高齢者デー 高齢者の権利や尊厳を守り、高齢者への差別や虐待をなくすことを目的に、1990年(平成2年)12月の国連総会で制定。
10月2日 国際非暴力デー 教育や社会の意識を高める運動を通して非暴力のメッセージを広めるため、2007年(平成19年)6月の国連総会で制定。

日付は、非暴力・不服従運動によってイギリスからの独立運動を指導したインドのマハトマ・ガンディーの誕生日(1869年10月2日)から。

10月5日 世界教師デー 教員の才能や使命を十分に発揮するために必要なサポートについて考え、さらに教職という職業の未来を世界規模で再考する日にと、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が1994年(平成6年)に制定。

日付は、1966年(昭和41年)10月5日に「教員の地位に関する勧告」が調印されたことにちなみます。

10月第1月曜日 世界ハビタット・デー 国連総会
10月9日 世界郵便の日 1874年(明治7年)10月9日、全世界を一つの郵便地域にすることを目的に、万国郵便連合(UPU)が発足しました。

これを記念して、国連設立後に国連の専門機関の一つとなった万国郵便連合が制定。

万国郵便連合が設立された際に「地球上のほぼすべての地域から固定料金に近い形で郵便物が送れること」「国際郵便料金は、それぞれの国で徴収し、使用すること」などが合意されました。

10月10日 世界メンタルヘルス・デー メンタルヘルス問題に関する意識や関心を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及させることを目的として、世界精神保健連盟が1992年(平成4年)に制定。

その後、国連の専門機関である世界保健機構(WHO)が協賛し、正式な国際デーとされています。

10月第2土曜日 世界渡り鳥デー 国連環境計画(UNEP)
10月11日 国際ガールズ・デー 「性別」と「年齢」という二重の差別を受ける途上国の女子たちの問題に焦点をあて、その解決にむけて世界各国が取り組むよう呼びかける日として、2011年(平成23年)12月の国連総会で制定。

この日に合わせて、世界各地で女子問題に関連するさまざまなイベントが開催されます。

10月13日 国際防災の日 地震、風水害、土砂崩れ、火山噴火、森林火災などの自然災害に対する備えを充実させ、災害の予防・被害減少をはかるため、1989年(平成元年)の国連総会で制定。
10月15日 農山漁村女性のための国際デー 農山漁村に住む女性が担う役割の重要性を認識し、彼女たちの地位向上と農山漁村部の貧困撲滅を推進するため、2007年(平成19年)12月の国連総会で制定。
10月16日 世界食料デー 最も重要な基本的人権である「食料への権利」を現実のものにし、世界に広がる飢餓、栄養不良、極度の貧困を解決するため、国連の専門機関である国連食糧農業機関(FAO)が1981年(昭和56年)に制定。

日付は、国連食糧農業機関の設立日(1945年10月16日)から。

この日に合わせて、世界各地で食糧問題に関するさまざまなイベントが開催されます。

日本では10月を「世界食料デー」月間とし、日頃から飢餓や食料問題の解決に向けて活動する団体・企業・行政・大学・国連機関が共同で情報発信を行っています。

10月17日 貧困撲滅のための国際デー 1987年(昭和62年)10月17日、フランスの司祭ジョゼフ・ウレザンスキの呼びかけによって、世界人権宣言(1948年)が署名されたパリのシャイヨ宮に世界中から10万人が集まりました。

彼らは、飢餓、無知および暴力の犠牲者を追悼し、世界中で貧困撲滅のために闘う人々との連帯を表明。貧困は人権侵害であるとしました。

この結果、多くの国が10月17日を「極貧と闘う日」に制定。

そして、1992年(平成11年)12月の国連総会において、10月17日を「貧困撲滅のための国際デー」に制定しました。

10月20日 世界統計デー 国際社会において公的統計が果たしてきた役割と重要性を認識し、関心や理解を深めるため、2010年(平成22年)6月の国連総会で制定。
10月24日 国連デー 1945年(昭和20年)10月24日、国際連合憲章が発効して国際連合(国連)が正式に発足しました。

これを記念して1948年(昭和23年)にこの日を「国連デー」(国連の日)に制定しました。

国際連合は、第二次世界大戦の勃発を防げなかった国際連盟(第一次世界大戦後の1920年に設立)の反省を踏まえ、1945年(昭和20年)10月に51か国の加盟国で設立されました。

2023年(令和5年)における国連加盟国は193か国です。

10月24日 世界開発情報の日 開発問題とその解決に必要な国際協力への関心を高めるため、1972年(昭和47年)12月の国連総会で制定。

日付は「第2次国連開発の10年のための国際開発戦略」の採択日(1970年10月24日)から。

10月27日 世界視聴覚遺産デー 1980年(昭和55年)10月27日、旧ユーゴスラビアのベオグラードで行われた第21回ユネスコ総会で「動的映像の保護及び保存に関する勧告」が採択されました。

これを記念するとともに、映像保存ついての関心や理解を深めるため、2006年(平成18年)に国連教育科学文化機関(ユネスコ)が制定。

10月31日 世界都市デー 世界の都市化への関心を高め、都市化の課題に対する各国の協力を推進し、持続可能な都市化という概念に沿った行動を促す日として、2013年(平成25年)12月の国連総会で制定。

2020年(令和2年)時点で世界人口の約半分が都市部に暮らし、2050年までにその数は約7割に達すると見られています。

11月の国際デー

日付 国際デー 制定・由来
11月2日 ジャーナリストへの犯罪不処罰をなくす国際デー 職務中に殺害されたジャーナリストに対する正義を求め、その遺産と功績を称えるため、2013年(平成25年)の国連総会で制定。

2006年から2023年までに世界で1600人以上のジャーナリストが殺害され、これらの殺害事件のおよそ9割で犯人が処罰されていません。

さらにジャーナリストは誘拐や拷問、拘束、嫌がらせなど、数えきれない脅威に直面しています。

11月5日 世界津波の日 津波に備えることの重要性を認識し、津波防災に関する意識を向上するため、2015年(平成27年)12月の国連総会で制定。

日付は、1854年(嘉永7年)旧暦11月5日に安政南海地震が発生し、現在の和歌山県広川町を津波が襲った際に、濱口梧陵が収穫されたばかりの稲わらに火をつけて、暗闇の中で逃げ遅れていた人たちを高台に避難させて命を救ったという逸話「稲むらの火」に由来します。

11月6日 戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー 戦争や武力紛争による環境破壊、終戦後も続く環境被害の実態について理解を深め、その防止につとめることを目的に、2001年(平成13年)11月の国連総会で制定。
11月10日 平和と開発のための世界科学デー 社会における科学の重要性や新たな科学的問題に向き合う日として、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2001年(平成13年)に制定。
11月14日 世界糖尿病デー 世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するため、国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)が1991年(平成3年)に制定。

2006年(平成18年)12月の国連総会において国連の記念日として公式に認定されました。

日付は、インスリンを発見したカナダの医学者フレデリック・バンティングの誕生日(1891年11月14日)にちなみます。

この日に合わせて、世界各地で糖尿病に関するさまざまなイベンが開催されます。また、世界各国の観光施設や歴史的建造物などがシンボルカラーである青色にライトアップされます。
日本でも、さっぽろテレビ塔や小田原城、岐阜城、大阪城、太宰府天満宮、熊本城などがブルーライトアップされています。

11月第3日曜日 交通事故の犠牲者を追悼する世界デー 国連総会
11月16日 国際寛容デー 1995年(平成7年)11月16日、ユネスコ総会で「寛容に関する原則の宣言」が採択されました。

これに基づいて1996年(平成8年)12月の国連総会で「国際寛容デー」を制定。

寛容とは、普遍的な人権と他者の基本的自由を認めることであり、寛容をもってのみ、世界各地に存在する多様な社会が存続しうるとしています。

この日に合わせて、ユネスコでは2年ごとに「寛容と非暴力の推進に関するユネスコマダンジート・シン賞」を発表。この賞は、科学・芸術・文化・コミュニケーションの分野において寛容さと非暴力に対して特に功績のあった機関・団体・個人に授与されます。

11月19日 世界トイレの日 トイレの普及を促し、衛生環境の改善につなげるため、2013年(平成25年)7月の国連総会で制定。

世界では約20億人がトイレを使用できません。屋外での排泄にともなう病原菌によって下痢や風邪などの病気を引き起こし、多くの子どもの命を奪う原因となっています。

この日に合わせて、世界各地でトイレの問題を考えるイベントなどが開催されます。

11月第3木曜日 世界哲学デー ユネスコ
11月20日 アフリカ工業化の日 アフリカ諸国家の工業化に向けた協力を強化し、アフリカの経済発展へ国際社会が取り組むことを再確認する日として、1989年(平成元年)の国連総会で制定。
11月20日 世界こどもの日 世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上を目的として、1954年(昭和29年)12月の国連総会で制定。

日付は、1959年(昭和34年)11月20日に「児童の権利に関する宣言」が、その30年後の1989年(平成元年)11月20日に「児童の権利に関する条約」(子どもの権利条約)が国連総会で採択されたことから。

国連はすべての加盟国に対して「こどもの日」を制定することを勧告。日本では5月5日の「こどもの日」をそれに当てています。

この日に合わせて、子どもの権利についての認識を高め、子どもの福祉向上をはかるためのイベントが世界中で行われます。

11月21日 世界テレビ・デー 平和・安全・経済・社会開発・文化交流の拡充などに関するテレビ番組の世界的な交流を促進する日として、1996年(平成8年)12月の国連総会で制定。

日付は、国連で初の世界テレビフォーラムが開催された日(1996年11月21日)から。

11月25日 女性に対する暴力撤廃の国際デー 1981年(昭和56年)の第1回ラテンアメリカ・カリブ海地域女性会議において、11月25日を「女性への暴力に対する闘争と啓発の日」としました。

日付は、1960年(昭和35年)11月25日にドミニカ共和国の独裁政治に対する反対運動を行っていたミラバル3姉妹が政府によって暗殺されたことにちなみます。

さらに、1999年(平成11年)12月の国連総会でこの日を「女性に対する暴力廃絶のための国際デー」に制定。女性や女児に対するあらゆる暴力の撤廃を目的としています。

また、11月25日から12月10日の「世界人権デー」までの期間を「性差別による暴力廃絶活動の16日間」とし、世界各地で啓発活動が行われます。

日本では、11月12日から11月25日まで2週間、「女性に対する暴力をなくす運動」が内閣府によって実施されます。
期間中、女性に対する暴力根絶のシンボルであるパープルリボンにちなんで、東京スカイツリーなど、全国各地の観光名所や公共施設が紫色にライトアップされる「パープル・ライトアップ」が行われます。

11月29日 パレスチナ人民連帯国際デー 1977年(昭和52年)の国連総会で制定。

日付は、1947年(昭和22年)11月29日に国連総会にて「パレスチナ分割決議」が採択されたことにちなみます。

11月30日 化学兵器による全ての犠牲者を追悼する日 化学兵器による犠牲者を追悼するとともに、化学兵器廃絶の決意を再確認するための日。

12月の国際デー

日付 国際デー 制定・由来
12月1日 世界エイズデー エイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的として、国連の専門機関である世界保健機関(WHO)が1988年(昭和63年)に制定。

この日に合わせて、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われます。

12月2日 奴隷制度廃止国際デー 1949年(昭和24年)12月2日、国連総会で「人身売買及び他人の売春からの搾取の禁止に関する条約」が採択されたことにちなんで制定されました。

奴隷制度廃止国際デーは、人身売買、性的搾取、悪質な児童労働、強制結婚、武力紛争に利用する目的での児童の強制徴兵など、現代における奴隷制の撲滅を目的としています。

12月3日 国際障害者デー 障害者問題への理解を深め、障害者が人間らしい生活を送る権利の確保を目的として、1992年(平成4年)11月の国連総会で制定。

日付は「障害者に関する世界行動計画」が国連総会で採択された日(1982年12月3日)から。

12月5日 国際ボランティア・デー 世界の経済社会開発において、ボランティアの貢献に対する認識を高め、各国政府によるボランティア活動の支援を促すため、1985年(昭和60年)12月の国連総会で制定。

この日に合わせて、ボランティア活動への参加を促すさまざまなイベントが世界中で開催されます。

12月5日 世界土壌デー 土壌資源に対する理解を深め、土壌の健全性の大切さ認識し、持続可能な土壌管理を促進するため、2013年(平成25年)12月の国連総会で制定。
12月7日 国際民間航空デー 1944年(昭和19年)12月7日、国際民間航空機関(ICAO)の設立を定めた「国際民間航空条約」(シカゴ条約)が署名されました。

これを記念するとともに、世界の社会経済の発展における国際民間航空の重要性を認識する日として、1992年(平成4年)にICAOが記念日を制定。1996年(平成8年)の国連総会で国際デーとして正式に認定されました。

12月9日 ジェノサイド犠牲者の尊厳を想起しその犯罪防止を考える国際デー 1948年(昭和23年)12月9日、集団殺害を国際法上の犯罪とし、防止と処罰を定めた「ジェノサイド条約」が採択されました。

これを記念して、国連総会で制定。

12月9日 国際腐敗防止デー 2003年(平成15年)12月9日、メキシコのメリダ会議において「国連腐敗防止条約」が調印されました。

これを記念するとともに、汚職・腐敗行為の撲滅を呼びかける日として、2003年(平成15年)の国連総会で制定。

12月10日 人権デー 1948年(昭和23年)12月10日、フランス・パリで開催された第3回国連総会で「世界人権宣言」が採択されました。

これを記念して、1950年(昭和25年)12月の国連総会で制定。「世界人権デー」とも呼ばれます。

法務省の人権擁護機関では、人権デーを最終日とする1週間(12月4日~10日)を「人権週間」と定め、全国的に人権に関する啓発活動を実施しています。

12月11日 国際山岳デー 山岳地域の環境保全と持続可能な開発についての関心と理解を高めるため、2003年(平成15年)1月の国連総会で制定。
12月12日 国際中立デー 世界の平和を促進する記念日として、2017年(平成29年)2月の国連総会で制定。

日付は、1995年(平成7年)12月12日に開催された国連総会でトルクメニスタンが「永世中立国」として承認されたことから。

永世中立国としてはスイスとオーストリアが知られていますが、国連の承認を得た国はトルクメニスタンだけです。

12月12日 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ国際デー ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)とは、すべての人が適切な予防、治療、リハビリ等の保険医療サービスを負担可能な費用で受けられる状態のことです。

UHCの必要性について理解を深めることを目的に、2017年(平成29年)12月の国連総会で制定。

12月18日 国際移住者デー 1990年(平成2年)12月18日、国連総会で「すべての移住労働者とその家族の権利の保護に関する国際条約」が採択されました。

これを記念して、2000年(平成12年)の国連総会で制定。

12月20日 人間の連帯国際デー 世界の多様性と人類の連帯を祝い、2000年(平成12年)に定められた貧困撲滅などの「ミレニアム開発目標」(MDGs)の達成に向けて連帯の重要性を再確認するための日として、2005年(平成17年)12月の国連総会で制定。
12月27日 国際疫病対策の日 新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受けて、疫病(感染症)に対する備えの必要性を認識する日として、2020年(令和2年)12月の国連総会で制定。

【関連・参考サイト】
国際デー(国連広報センター)
国際デー(Wikipedia)

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