4月25日は「初任給の日(ファーストペイデー)」「世界マラリアデー」です。
他には「DNAの日」「世界ペンギンの日」「拾得物の日」「失語症の日」など全12個の記念日があります。
月日 | 記念日 |
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4月24日 | 「植物学の日(マキノの日)」「日本ダービー記念日」 |
4月25日 | 「初任給の日(ファーストペイデー)」「世界マラリアデー」 |
4月26日 | 「海上自衛隊の日」「世界知的所有権の日」「国際チェルノブイリ災害想起デー」 |
月日 | 出来事 |
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4月24日 | 八重山地震で30メートルの大津波が発生(1771年) |
4月25日 | 米墨戦争が勃発 – メキシコの領土は半分に(1846年) |
4月26日 | 海上自衛隊の前身である海上警備隊を創設(1952年) |
誕生日 | 偉人 |
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4月24日 | ウィレム1世(ネーデルラント連邦共和国の初代君主) |
4月25日 | オリバー・クロムウェル(清教徒革命の指導者) |
4月26日 | マルクス・アウレリウス(哲人皇帝) |
誕生日 | 誕生花 | 花言葉 |
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4月24日 | ゼラニウム | 「尊敬」「信頼」「真の友情」 |
4月25日 | ブルーベル | 「謙遜」「変わらぬ心」 |
4月26日 | スカビオサ | 「不幸な愛」「私はすべてを失った」 |
すべてが完全に準備される瞬間を待つというのであれば、何も始めることはできないだろう。
- ツルゲーネフ -
(ロシアの小説家 / 1818~1883)
以下では4月25日の記念日の由来、日本や世界の代表的な出来事、4月25日生まれの有名人や誕生花などをご紹介します。
目次
4月25日の記念日・行事
4月25日の記念日・行事は「初任給の日(ファーストペイデー)」「世界マラリアデー」などです。
初任給の日(ファーストペイデー)
日付は、4月入社の新入社員の多くが、この日に初めての給料を受け取ることから。
2021年(令和3年)の厚生労働省の調査によると、初任給の平均は、大学卒で22万5400円、大学院卒で25万3500円、高専・短大卒で19万9800円、専門学校卒で20万6900円、高校卒で17万9700円となっています。
一般的な初任給の使い道としては「親へのプレゼント」「貯蓄」「自分へのご褒美」などが多いようです。
【関連・参考サイト】
初任給(Wikipedia)
世界マラリアデー
2000年(平成12年)4月25日、西アフリカのナイジェリアでマラリア撲滅国際会議が開かれたことを記念して、同会議でこの日を「アフリカ・マラリアデー」として制定。
マラリアの現状を理解し、マラリア制御に向けた世界的な取組みを促進するため、2007年(平成19年)に世界保健機関(WHO)がこの日を「世界マラリアデー」に制定。国際デーの一つです。
この日に合わせて、世界各地でマラリア対策促進を呼びかけるイベントやキャンペーンが開催されます。
マラリアは蚊に刺されることで感染する病気です。世界人口の約40%に感染リスクがあるといわれています。
熱帯・亜熱帯に広く分布する感染症であり、特にサハラ砂漠以南のアフリカ地域で健康被害が甚大です。
2020年(令和2年)には、85か国で2億4100万人のマラリア患者が発生し、約63万人が死亡したと推定されています。死亡者の3分の2以上は、アフリカ地域に住む5歳未満の子どもたちでした。
日本国内でのマラリア報告数は、年間50~70件程度で推移しています。国内での感染例はなく、海外から帰国した人の感染(輸入感染症)に限られています。
マラリアは、結核やエイズとともに世界三大感染症とされています。
マラリアの流行地域
【関連・参考サイト】
世界マラリアデー(Wikipedia)
マラリア(Wikipedia)
4月25日の記念日一覧
4月25日の記念日は全部で12個あります。
記念日 | 制定・提唱 |
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初任給の日(ファーストペイデー) | |
世界マラリアデー | 国際デー(世界保健機関) |
DNAの日 | |
世界ペンギンの日 | |
拾得物の日 | |
市町村制公布記念日 | |
ギロチンの日 | |
歩道橋の日 | |
小児がんゴールドリボンの日 | 認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワーク |
しあわせニッコリ食で健康長寿の日 | キューサイ(株) |
失語症の日 | NPO法人日本失語症協議会 |
TMS・感動新婚旅行の日 | (株)トラべルマネジメントシステム |
プリンの日 | 多くのプリン商品を販売しているオハヨー乳業(株)が制定。 日付は「プリンを食べると思わずニ(2)ッコ(5)リ」と読む語呂合わせから毎月25日に。 |
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【関連・参考サイト】
4月25日(Wikipedia)
日本記念日協会
4月25日の出来事
4月25日の出来事は「米墨戦争が勃発 – メキシコの領土は半分に(1846年)」などです。
米墨戦争が勃発 – メキシコの領土は半分に(1846年)
1824年のメキシコ
1846年4月25日、アメリカとメキシコとの間で米墨戦争が勃発しました。
1821年、スペインの植民地であったメキシコは、独立戦争に勝利してスペインからの独立を果たしました。
それ以来、アメリカからの白人移民が黒人奴隷を引き連れてメキシコ領テキサスなどに入植するようになりました。
その後、メキシコ政府が奴隷制を廃止すると、テキサスの白人入植者が反乱を起こし、1836年にテキサス共和国として独立を宣言。テキサスにおいて奴隷制が復活しました。
アメリカの西部進出とテキサスの独立によってアメリカとメキシコの関係は悪化の一途をたどりました。
1845年にテキサス共和国が自発的にアメリカ合衆国へ加盟し、アメリカの28番目の州になりました。テキサスを併合したアメリカは、メキシコとの国境をリオ・グランデ川以北とするも、両国の主張には相違がありました。
アメリカ大統領ジェームズ・ポークは、アメリカ側の主張するテキサス州の土地を確保するよう軍に命じ、1846年4月25日に米墨戦争が開始されました。
戦闘は、カリフォルニア、ニューメキシコ、メキシコ本土の各地で行われ、圧倒的に優勢なアメリカ軍が1847年9月に首都メキシコシティを占領して、事実上終結しました。
敗北したメキシコは、現在のカリフォルニア、ネバダ、ユタ、アリゾナ、ニューメキシコの領土を1500万ドルでアメリカに割譲。メキシコの領土は建国時の約半分に減少しました。
アメリカでは、アラスカを除く大陸領土がほぼ完成しましたが、新しい領土を自由州にするか奴隷州にするかをめぐり、アメリカ北部と南部の対立は激化の一途をたどりました。
そして米墨戦争終結から13年後に南北戦争(1861~1865)が勃発しました。
【関連・参考サイト】
米墨戦争(Wikipedia)
4月25日の出来事一覧
4月25日に発生した日本や世界の代表的な出来事をご紹介します。
年月日 | 出来事 |
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1185年4月25日 | 壇ノ浦の戦い。平氏一門が滅亡。 壇ノ浦の戦い(Wikipedia) |
1846年4月25日 | 米墨戦争が勃発。アメリカが併合したテキサスの国境をめぐって衝突。 米墨戦争(Wikipedia) |
1858年4月25日 | 日米修好通商条約締結の撤回を求めて公家88人が抗議の座り込み。(廷臣八十八卿列参事件) 廷臣八十八卿列参事件(Wikipedia) |
1980年4月25日 | 東京・銀座で一般人が現金1億円入りの風呂敷包みを発見。(一億円拾得事件) 一億円拾得事件(Wikipedia) |
2005年4月25日 | 兵庫県尼崎市の福知山線で脱線事故が発生し、死者107人、負傷者562人。(JR福知山線脱線事故) JR福知山線脱線事故(Wikipedia) |
2015年4月25日 | ネパールの首都カトマンズでマグニチュード7.8の地震が発生し、死者約9000人。(ネパール地震) ネパール地震 (2015年)(Wikipedia) |
4月25日生まれの有名人
4月25日生まれの有名人は「オリバー・クロムウェル(清教徒革命の指導者)」「アル・パチーノ(俳優)」「みやぞん(お笑いタレント)」などです。
オリバー・クロムウェル(清教徒革命の指導者)
1599年4月25日、オリバー・クロムウェルは、イングランド王国ハンティンドンの地主(ジェントリ)の家庭に生まれました。
1628年、29歳のときに庶民院(下院)議員となり、1640年、41歳のときに短期議会および長期議会の議員に選出されました。
1642年、イングランド国王チャールズ1世の専制政治に議会が反抗し、清教徒革命(ピューリタン革命)が勃発すると、クロムウェルは軍人として議会軍に参加。清教徒革命の指導者として、議会軍を率いて国王軍を破りました。
しかし、議会派の内部で長老派と独立派の対立が激化すると、長老派は幽閉中のチャールズ1世と通じ、1648年に第2次内乱を起こしました。
クロムウェルは独立派を率いてこれを平定し、長老派を議会から追放しました。
1649年には国王チャールズ1世を処刑し、イギリス史上唯一の共和政を宣言。イングランド共和国(1649~1660)が樹立されました。
さらにクロムウェルはアイルランドとスコットランドに遠征して反対派を制圧。オランダやスペインとの戦争にも勝ってイギリスの海上覇権の基礎を築きました。
1653年、54歳のときに終身の護国卿(王権に匹敵する最高統治権を与えられた官職)となり独裁政治を行いました。
1658年9月、オリバー・クロムウェルは病死、59年の生涯を閉じました。
跡を継いだ息子のリチャード・クロムウェルは、力不足で間もなく辞職し、1660年に長老派がチャールズ2世を国王に迎えて王政復古を行いました。
クロムウェルに対する評価は時代とともに揺れ動き、国王に対する反逆者にもなれば、清教徒革命(市民革命)の英雄にもなりました。現在も歴史的評価は分かれています。
【関連・参考サイト】
オリバー・クロムウェル(Wikipedia)
清教徒革命(Wikipedia)
イングランド王政復古(Wikipedia)
4月25日生まれの有名人一覧
4月25日生まれの日本や世界の偉人・有名人をご紹介します。
誕生日 | 有名人 | 職業 | 年齢 |
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1214年4月25日 | ルイ9世 | フランス王 | 56歳没 |
1284年4月25日 | エドワード2世 | イングランド王 | 43歳没 |
1599年4月25日 | オリバー・クロムウェル | イングランド共和国初代護国卿 | 59歳没 |
1874年4月25日 | グリエルモ・マルコーニ | イタリアの発明家(ノーベル物理学賞受賞) | 63歳没 |
1917年4月25日 | エラ・フィッツジェラルド | アメリカのジャズ・シンガー | 79歳没 |
1940年4月25日 | アル・パチーノ | アメリカの俳優 | 83歳 |
1952年4月25日 | 鳥羽一郎 | 演歌歌手 | 71歳 |
1970年4月25日 | 鶴田真由 | 女優 | 53歳 |
1972年4月25日 | 鈴木おさむ | 放送作家 | 51歳 |
1985年4月25日 | みやぞん | お笑いタレント(ANZEN漫才) | 38歳 |
4月25日の誕生花
4月25日の誕生花は「ブルーベル」「バイモ」です。
ブルーベルの花言葉は「謙遜」「変わらぬ心」です。
「謙遜」は、ブルーベルがうつむき加減に花を咲かせることにちなみます。
誕生花 | 花言葉 |
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ブルーベル | 「謙遜」「変わらぬ心」 |
バイモ | 「謙虚な心」「才能」 |
ブルーベル(開花時期は4月~5月)
バイモ(開花時期は3月~5月)
【関連・参考サイト】
4月25日の誕生花