6月30日は「ハーフタイム・デー」「トランジスタの日」です。
他には「集団疎開の日」「アインシュタイン記念日」「国際小惑星デー」など全10個の記念日があります。
月日 | 記念日 |
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6月29日 | 「佃煮の日」 |
6月30日 | 「ハーフタイム・デー」「トランジスタの日」 |
7月1日 | 「東京都政記念日」「びわ湖の日」 |
月日 | 出来事 |
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6月29日 | 長篠の戦い – 日本戦術史上の画期的な戦い(1575年) |
6月30日 | 隕石によるツングースカ大爆発 – 威力は広島型原爆の185倍(1908年) |
7月1日 | 香港がイギリスから中国へ返還される(1997年) |
誕生日 | 偉人 |
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6月29日 | サン=テグジュペリ(作家、パイロット) |
6月30日 | アーネスト・サトウ(イギリスの外交官) |
7月1日 | ダイアナ妃(元イギリス皇太子妃) |
誕生日 | 誕生花 | 花言葉 |
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6月29日 | アガパンサス | 「恋の訪れ」「ラブレター」「知的な装い」 |
6月30日 | クチナシ | 「とても幸せです」「喜びを運ぶ」「洗練」「優雅」 |
7月1日 | ヒメユリ | 「誇り」 |
よりよい成果が得られるのは、自分が一番好きな仕事をしているときだろう。
だから人生の目標には、自分が好きなことを選ぶべきなんだ。
- アンドリュー・カーネギー -
(米国の実業家、鉄鋼王 / 1835~1919)
以下では6月30日の記念日の由来、日本や世界の代表的な出来事、6月30日生まれの有名人や誕生花などをご紹介します。
目次
6月30日の記念日・行事
6月30日の記念日・行事は「ハーフタイム・デー」「トランジスタの日」などです。
ハーフタイム・デー
6月30日は1年の折り返し地点となり、今年も残すところあと半分となる日。
これまでの半年間を振り返って、この一年の目標を再確認する日などとされています。
【関連・参考サイト】
ハーフタイム(Wikipedia)
トランジスタの日
1948年(昭和23年)6月30日、アメリカのベル研究所の物理学者ウィリアム・ショックレー、ジョン・バーディーン、ウォルター・ブラッテンの3人が発明したトランジスタが初めて公開されたことから。
3人はこの功績により、1956年(昭和31年)にノーベル物理学賞を受賞しています。
トランジスタは電気の流れをコントロールする部品です(半導体で作られた電子回路の構成要素)。
1940年代末にトランジスタが実用化されると、真空管に代わってエレクトロニクスの主役となり、今日ではスマートフォン、パソコン、テレビなど、電化製品のほぼすべてにトランジスタが使われています。
日本では、1954年(昭和29年)に東京通信工業(現在のソニー)が初めてトランジスタの量産を開始し、1955年(昭和30年)に同社から日本初のトランジスタラジオが商品化されました。
トランジスタは電子機器のサイズや性能に大きな影響を与えることから、日々トランジスタの小型・高集積化が進められており、現在では100億個を超えるトランジスタが集積化された回路も誕生しています。
【関連・参考サイト】
トランジスタ(Wikipedia)
半導体(Wikipedia)
6月30日の記念日一覧
6月30日の記念日は全部で10個あります。
ハーフタイム・デー | 6月30日は1年の折り返し地点となり、今年も残すところあと半分となる日。 これまでの半年間を振り返って、この一年の目標を再確認する日などとされています。 |
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トランジスタの日 | 1948年6月30日、アメリカのベル研究所の物理学者ウィリアム・ショックレー、ジョン・バーディーン、ウォルター・ブラッテンの3人が発明したトランジスタが初めて公開されたことから。 3人はこの功績により、ノーベル物理学賞を受賞。 |
集団疎開の日 | 1944年6月30日、都市部の学童を空襲から守るため、東条英機内閣が集団疎開の促進要綱を閣議決定したことから。 地方の縁故疎開を原則とし、縁故者がいない児童は、学校ごとに親元を離れて旅館や寺院などの寮舎で疎開生活を送ることになりました。 |
アインシュタイン記念日 | 1905年6月30日、理論物理学者のアルベルト・アインシュタインが「特殊相対性理論」に関する最初の論文をドイツの物理雑誌に提出したことから。 |
国際小惑星デー | 日付は、1908年6月30日にロシア・シベリアのツングースカ上空で隕石による大爆発が発生したことにちなみます。爆発の威力は広島型原爆の185倍ともいわれます。 小惑星の地球衝突の危険性について人々の意識を高めるため、国連総会で制定(国際デー)。 |
議会制度の国際デー | 日付は、1889年6月30日にフランス・パリで主権国家の議会による国際組織「列国議会同盟」が設立されたことにちなみます。 世界中の人々の生活を向上させる議会の役割を認識し、重要な目標を達成する上での進捗状況を振り返る日として、国連総会で制定(国際デー)。 |
夏越ごはんの日 | 「夏越(なごし)ごはん」は一年の前半の厄を払い、残り半年の無病息災を願うもので、粟や豆などが入ったごはんに茅の輪をイメージした夏野菜の丸いかき揚げをのせ、しょうがを効かせたおろしだれをかけたもの。 新たな行事食として「夏越ごはん」を提唱する(公社)米穀安定供給確保支援機構が制定。 日付は、一年の前半の最終日にあたる6月の晦日(30日)に。 |
リンパの日 | 美と健康のために、正しい生活習慣やケアによって、リンパの流れをよくする術を普及させようと、(一社)日本リンパ協会が制定。 日付は、リンパの流れが悪いと身体がむくみやすくなることから「む(6)くみ(3)ゼロ(0)」と読む語呂合わせから。梅雨どきはとくにむくみやすくなることも理由のひとつ。 |
酒酵母の日 | 清酒業界全体で美味しい酒造りに欠かせない酒酵母に感謝し、来期も美味しいお酒が出来ることを願う日とするため、(有)渡辺酒造店が制定。 日付は、酒造年度の最終日(6月30日)に。 |
麦みそ食文化の日 | 甘くて滋味豊かな麦みその食文化を伝え、発展させるため、義農味噌(株)が制定。 日付は「む(6)ぎみそ」(麦みそ)の6月と、毎月30日が「みその日」となっていることから組み合わせで6月30日に。 |
みその日 | 全国味噌工業協同組合連合会が制定。 日付は「三十日」を「みそか」とも読めることから毎月30日に。 |
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EPAの日 | 水産事業や食品事業などを手がける(株)ニッスイが制定。 日付は、肉(29)を食べた次の日(30)には魚を食べ、EPAを摂取してバランスの良い食生活を送って欲しいとの思いから毎月30日に。 |
サワーの日 | 甲類焼酎を炭酸で割って飲む「サワー」をもっと多くの人に楽しんでもらいたいと、宝酒造(株)が制定。 日付は、月末に同僚や友人、家族と一緒に「サワー」を飲んで絆を深めて欲しいとの思いと、「サ(3)ワ(輪=0)ー」と読む語呂合わせから毎月30日に。 |
【関連・参考サイト】
6月30日(Wikipedia)
日本記念日協会
6月30日の出来事
6月30日の出来事は「隕石によるツングースカ大爆発 – 威力は広島型原爆の185倍(1908年)」などです。
隕石によるツングースカ大爆発 – 威力は広島型原爆の185倍(1908年)
1908年(明治41年)6月30日、ロシアのシベリア中央を流れるポドカメンナヤ・ツングースカ川上流の上空5~10キロメートルで隕石による巨大な爆発が発生しました。
直径50~60メートルの隕石が大気中で爆発して強烈な空振が発生。爆心地から半径約30~50キロメートルにわたって森林が炎上し、東京都とほぼ同じ面積の範囲の樹木がなぎ倒されました。爆発の威力は広島型原爆の185倍ともいわれます。
爆発した物質が気化して巨大な夜光雲を形成。アジアからヨーロッパにかけての広い範囲で、爆発から数夜にわたって夜空が明るく輝き、ロンドンでは真夜中に新聞が読めるほどであったといいます。
爆発は居住地から離れたタイガの奥地で発生したため、人的被害は公的には確認されていません。
類似の災害として、2013年(平成25年)2月にロシアのチェリャビンスク州で隕石が空中爆発しています。ツングースカ大爆発より破壊規模は軽微だったものの、多数の負傷者や建物被害をもたらしました。
【関連・参考サイト】
ツングースカ大爆発(Wikipedia)
2013年チェリャビンスク州の隕石落下(Wikipedia)
6月30日の出来事一覧
6月30日に発生した日本や世界の代表的な出来事をご紹介します。
年月日 | 出来事 |
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1908年6月30日 | ロシアのシベリアで隕石が爆発。(ツングースカ大爆発) ツングースカ大爆発(Wikipedia) |
1959年6月30日 | 米軍嘉手納空軍基地を離陸した戦闘機が小学校に墜落し、児童ら17人が死亡。(宮森小学校米軍機墜落事故) 宮森小学校米軍機墜落事故(Wikipedia) |
1994年6月30日 | 自民・社会・さきがけの連立による村山富市内閣が発足。47年ぶりの社会党首相が誕生。(自社さ連立政権) 自社さ連立政権(Wikipedia) |
2019年6月30日 | 日本が国際捕鯨委員会(IWC)から脱退。 国際捕鯨委員会(Wikipedia) |
6月30日生まれの偉人・有名人
6月30日生まれの偉人・有名人は「アーネスト・サトウ(イギリスの外交官)」「マイク・タイソン(プロボクサー)」「中尾明慶(俳優)」などです。
アーネスト・サトウ(イギリスの外交官)
1843年6月30日、アーネスト・サトウは、イギリス・ロンドンの中流階級の家庭に生まれました。
1859年、16歳のときにロンドンのユニバーシティ・カレッジに入学。在学中に『エルギン卿遣日使節録』を読んで日本にあこがれ、1861年、18歳のときにイギリス外務省に通訳生として入省しました。
1862年9月、19歳のときに幕末の日本に入国し、駐日公使館の通訳生として横浜に着任しました。
サトウは、1862年9月の「生麦事件」(島津久光の行列に遭遇した騎馬のイギリス人たちを薩摩藩士が殺傷)、1863年8月の「薩英戦争」(薩摩藩とイギリスの間で起きた戦闘)、1863年の「下関戦争」(長州藩とイギリス・フランス・オランダ・アメリカとの間で起きた戦闘)の交渉にも立ち会っています。
1865年、22歳のときに日本語通訳官に昇進。この頃からサトウは、下関戦争の際にイギリス留学から急遽帰国した長州藩の伊藤博文らと文通を行い、お互いの情報を交換しています。
同年、新しい駐日公使にハリー・パークスが着任。パークスに同行して各地を訪れたサトウは日本語に堪能なイギリス人として広く知られるようになりました。
1866年、サトウは英字新聞『ジャパン・タイムズ』に匿名で論文を掲載。政権を将軍から天皇を元首とする諸大名の連合体に移すべきという内容であり、後に翻訳出版された『英国策論』は大きな話題を呼びました。
幕末の激動期に日英外交に従事したサトウは倒幕派を支持し、西郷隆盛、木戸孝允ら倒幕派雄藩の指導者とハリー・パークスとの連絡に努めました。
明治維新後の1871年(明治4年)、28歳のときに日本人女性の武田兼を内縁の妻とし、3人の子をもうけました。
1883年(明治16年)、40歳のときにイギリスに帰国し、その後はシャム駐在総領事代理、ウルグアイ駐在領事、モロッコ駐在領事を歴任しました。
1895年(明治28年)、52歳のときに駐日特命全権公使として日本に戻り、5年間勤務。
1905年(明治38年)、62歳で外交官生活を引退し、イギリスに帰国しました。
1910年(明治43年)、サトウの次男で植物学者の武田久吉がロンドンに留学すると、登山好きのサトウと次男はしばしば植物採集に出かけたといいます。
1929年(昭和4年)8月にアーネスト・サトウは死去、86年の生涯を閉じました。
「サトウ(Satow)」はスラヴ系の希少姓であり、ソルブ系ドイツ人の父の姓です。親日家のサトウは漢字を当てて「薩道」や「佐藤」と日本式に姓を名乗りました。
【関連・参考サイト】
アーネスト・サトウ(Wikipedia)
武田久吉(Wikipedia)
6月30日生まれの偉人・有名人一覧
6月30日生まれの日本や世界の偉人・有名人をご紹介します。
誕生日 | 有名人 | 職業 | 年齢 |
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1470年6月30日 | シャルル8世 | フランス王 | 27歳没 |
1843年6月30日 | アーネスト・サトウ | イギリスの外交官 | 86歳没 |
1941年6月30日 | ラッシャー木村 | プロレスラー | 68歳没 |
1966年6月30日 | マイク・タイソン | アメリカのプロボクサー | 57歳 |
1985年6月30日 | マイケル・フェルプス | アメリカの競泳選手 | 38歳 |
1988年6月30日 | 中尾明慶 | 俳優 | 35歳 |
1991年6月30日 | 夏帆 | 女優 | 32歳 |
1997年6月30日 | 伊藤健太郎 | 俳優 | 26歳 |
6月30日の誕生花
6月30日の誕生花は「クチナシ」「スイカズラ」「スカビオサ」です。
クチナシの花言葉は「とても幸せです」「喜びを運ぶ」などです。
「喜びを運ぶ」は初夏の風に乗って漂うクチナシの甘い香りに由来します。「とても幸せです」はアメリカで女性をダンスパーティーに誘うときにクチナシの花を贈ることから、誘われた女性の気持ちを表しています。
誕生花 | 花言葉 |
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クチナシ | 「とても幸せです」「喜びを運ぶ」「洗練」「優雅」 |
スイカズラ | 「愛の絆」「献身的な愛」 |
スカビオサ | 「不幸な愛」「私はすべてを失った」 |
クチナシは三大香木の一つ
三大香木(さんだいこうぼく)は、香りの強い花をつける3種類の樹木のことです。
春のジンチョウゲ、夏のクチナシ、秋のキンモクセイが三大香木で、それに冬のロウバイを加えて四大香木と呼ぶこともあります。
クチナシ(開花時期:6月~7月)
スイカズラ(開花時期:5月~7月)
スカビオサ(開花時期:6月~10月)
【関連・参考サイト】
6月30日の誕生花