7月23日は「文月ふみの日」「米騒動の日」「カシスの日」です。
他には「鮮度保持の日」「ナッツミルクの日」など全5個の記念日があります。
月日 | 記念日 |
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7月22日 | 「下駄の日」「ONE PIECEの日」 |
7月23日 | 「文月ふみの日」「米騒動の日」「カシスの日」 |
7月24日 | 「劇画の日」「祇園祭山鉾巡行 後祭」 |
月日 | 出来事 |
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7月22日 | 米騒動の発端 – 富山県の魚津港に主婦らが集結(1918年) |
7月23日 | ゴローニン事件 – 国後島を測量中のロシア軍艦長を捕らえる(1811年) |
7月24日 | 清涼殿落雷事件 – 左遷された菅原道真が雷の神へ(930年) |
誕生日 | 偉人 |
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7月22日 | 浅井忠(洋画家) |
7月23日 | 山岡鉄舟(幕臣、剣術家、政治家) |
7月24日 | 谷崎潤一郎(小説家) |
誕生日 | 誕生花 | 花言葉 |
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7月22日 | ペチュニア | 「あなたと一緒なら心がやわらぐ」「心のやすらぎ」 |
7月23日 | アリウム | 「深い悲しみ」「正しい主張」 |
7月24日 | ユリ | 「純粋」「無垢」「威厳」 |
人間は、目標を追い求める動物である。
目標へ到達しようと努力することによってのみ、人生が意味あるものとなる。
- アリストテレス -
(古代ギリシアの哲学者 / 紀元前384~前322)
以下では7月23日の記念日の由来、日本や世界の代表的な出来事、7月23日生まれの有名人や誕生花などをご紹介します。
目次
7月23日の記念日・行事
7月23日の記念日・行事は「文月ふみの日」「米騒動の日」「カシスの日」などです。
文月ふみの日
手紙の楽しさ、手紙を受け取るうれしさを通じて文字文化を継承していこうと、郵政省(現在の日本郵政)が1979年(昭和54年)に制定。
「ふ(2)み(3)」と呼ぶ語呂合わせから毎月23日が「ふみの日」となっています。旧暦7月のことを文月(ふみづき)と呼ぶことから、7月23日は特別に「文月ふみの日」とし、この日に合わせて「ふみの日にちなむ郵便切手」が発行されます。
【関連・参考サイト】
ふみの日(Wikipedia)
米騒動の日
1918年(大正7年)7月22日の夜から7月23日にかけて、富山県の魚津港で主婦らが集結し、米の県外移出を中止して住民に販売するよう要求。この件が「越中女一揆」として全国に報道されると、同じような運動が全国各地に広まり、「1918年米騒動」となったことから。
第一次世界大戦(1914~1918)が勃発すると、戦地圏外にあった日本の商品輸出が急増し、日本は大戦景気(大正バブル)に沸きました。
一方で好景気は物価の上昇を招き、戦争の長期化やシベリア出兵を見込んだ米の買占めもあり、1918年(大正7年)の夏に米価が暴騰。一升11銭だった米の値段は、約3倍にまで跳ね上がりました。
政府は、米の安売りを行い、警察や軍隊を出動させて事態の収拾を図りましたが、米騒動はおよそ2か月間続きました。
【関連・参考サイト】
1918年米騒動(Wikipedia)
大戦景気 (日本)(Wikipedia)
シベリア出兵(Wikipedia)
カシスの日
人々の健康に寄与するカシスへの関心を高めてもらおうと、一般社団法人日本カシス協会が制定。
日付は、カシスが真夏の大暑(7月23日頃)の時期に収穫されることから7月23日に。
果実のカシスは、ビタミンC、ビタミンEだけでなく、マグネシウム、鉄分などのミネラル類も豊富に含み、さらに抗酸化成分として知られる「ポリフェノール」(アントシアニン)を多く含みます。
カシスの世界最大の産地はポーランドで、世界全体の収穫高の約半分を占めます。日本では青森県が最大の産地となっています。

【関連・参考サイト】
クロスグリ(Wikipedia)
日本カシス協会
7月23日の記念日一覧
7月23日の記念日は全部で5個あります。
文月ふみの日 | 手紙の楽しさ、手紙を受け取るうれしさを通じて文字文化を継承していこうと、郵政省(現在の日本郵政)が制定。 「ふ(2)み(3)」と呼ぶ語呂合わせから毎月23日が「ふみの日」となっており、旧暦7月のことを文月(ふみづき)と呼ぶことから、7月23日は特別に「文月ふみの日」とされます。 |
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米騒動の日 | 1918年7月22日の夜から7月23日にかけて、富山県の魚津港で主婦らが集結し、米の県外移出を中止して住民に販売するよう要求。この件が「越中女一揆」として全国に報道されると、同じような運動が全国各地に広まり、「1918年米騒動」となったことから。 |
カシスの日 | 人々の健康に寄与するカシスへの関心を高めてもらおうと、(一社)日本カシス協会が制定。 日付は、カシスが真夏の大暑(7月23日頃)の時期に収穫されることから7月23日に。 |
鮮度保持の日 | 食品の鮮度を保つことは安全性や栄養価、味と香りの保持など、さまざまな利点があることを伝えるため、高鮮度保持フィルム「オーラパック」を製造・販売する(株)ベルグリーンワイズが制定。 日付は、生鮮品の鮮度が落ちやすい1年でいちばん暑い時期の「大暑」となることが多い7月23日に。 |
ナッツミルクの日 | アーモンドなどのナッツ類由来の植物性ミルク「ナッツミルク」をさらに多くの人に知ってもらうため、HARUNA(株)が制定。 日付は「ナッ(7)ツ(2)ミ(3)ルク」と読む語呂合わせから。 |
ふみの日 | 手紙の楽しさ、手紙を受け取るうれしさを通じて文字文化を継承していこうと、郵政省(現在の日本郵政)が制定。 日付は「ふ(2)み(3)」と読む語呂合わせから毎月23日に。 |
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天ぷらの日 | 夏の暑さに負けないよう、天ぷらを食べて元気に過ごしてほしいと、一年で最も暑さが激しくなる大暑の頃の7月23日が「天ぷらの日」に制定され、毎月23日も記念日に。 |
国産小ねぎ消費拡大の日 | 国産小ねぎの販売促進のため、小ねぎ主産県協議会が制定。 日付は「小ねぎ記念日」が11月23日なので、毎月23日も記念日に。 |
不眠の日 | 不眠の改善について適切な情報発信を行いたいと、エスエス製薬(株)が制定。 日付は「ふ(2)み(3)ん」(不眠)と読む語呂合わせから毎月23日に。 |
乳酸菌の日 | 体に良い乳酸菌を活用した商品で元気になってもらいたいと、カゴメ(株)が制定。 日付は「に(2)ゅうさん(3)」(乳酸)と読む語呂合わせから毎月23日に。 |
【関連・参考サイト】
7月23日(Wikipedia)
日本記念日協会
7月23日の出来事
7月23日の出来事は「ゴローニン事件 – 国後島を測量中のロシア軍艦長を捕らえる(1811年)」などです。
ゴローニン事件 – 国後島を測量中のロシア軍艦長を捕らえる(1811年)
1811年7月23日、千島列島を測量中のロシア軍艦長ゴローニンらが、国後島で松前奉行配下の役人に捕らえられました。
ゴローニンは、1807年から1809年にかけてロシア軍艦ディアナ号で世界一周航海を行い、1811年から千島列島南部の測量航海を行っていました。
ゴローニンは補給のため上陸した国後島で捕らえられ、松前(現在の北海道松前町)で2年3か月の幽囚生活を送りました。
1813年、ディアナ号副艦長リコルドと彼に拿捕されカムチャツカへ連行された廻船商人・高田屋嘉兵衛(1769~1827)の尽力により、ゴローニンは解放されました。
ロシアに帰国後の1816年、ゴローニンは日本での抑留生活の体験と、その間に見聞した日本の政治、文化、風俗などを詳しく記述した『日本幽囚記』を出版。ロシア人が書いた初の日本人論は各国語に訳され、ヨーロッパで広く読まれました。
司馬遼太郎の長編小説『菜の花の沖』は、この高田屋嘉兵衛を主人公とした歴史小説です。小説ではゴローニン事件へ至る背景事情なども描かれています。
日露友好の碑(函館市) 1999年にゴローニンとリコルドの子孫が来日し、高田屋嘉兵衛の子孫と再会したことを記念して建立
【関連・参考サイト】
ゴローニン事件(Wikipedia)
高田屋嘉兵衛(Wikipedia)
7月23日の出来事一覧
7月23日に発生した日本や世界の代表的な出来事をご紹介します。
年月日 | 出来事 |
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1811年7月23日 | 国後島を測量中のロシア艦長ゴロヴニーンを松前奉行が捕らえて箱館に監禁。(ゴローニン事件) ゴローニン事件(Wikipedia) |
1867年7月23日 | 薩摩藩の西郷隆盛・大久保利通、土佐藩の坂本龍馬・中岡慎太郎らが薩土盟約を締結。 薩土盟約(Wikipedia) |
1982年7月23日 | 長崎市周辺で記録的な集中豪雨が発生し、市内各所で土砂崩れ、河川氾濫が多発し、死者・行方不明者299人。(長崎大水害) 長崎大水害(Wikipedia) |
1983年7月23日 | 島根県西部を中心に記録的な集中豪雨が発生し、河川氾濫や土砂崩れが多発し、死者・行方不明者107人。(昭和58年7月豪雨) 昭和58年7月豪雨(Wikipedia) |
1987年7月23日 | 首都圏で280万世帯が停電。クーラー使用による電力需要激増により電力消費量が発電所の発電能力を超えたため。(1987年7月23日首都圏大停電) 1987年7月23日首都圏大停電(Wikipedia) |
1988年7月23日 | 海上自衛隊潜水艦と衝突した遊漁船が沈没し、乗客・乗員30人が死亡。(なだしお事件) なだしお事件(Wikipedia) |
1999年7月23日 | 全日空61便ハイジャック事件が発生。犯人が機長を刺殺後、自ら機体を操縦。 全日空61便ハイジャック事件(Wikipedia) |
2021年7月23日 | 東京2020オリンピックが一年延期で開幕。8月8日まで。 2020年東京オリンピック(Wikipedia) |
7月23日生まれの偉人・有名人
7月23日生まれの偉人・有名人は「山岡鉄舟(幕臣、剣術家、政治家)」「レイモンド・チャンドラー(小説家)」「朝丘雪路(女優)」などです。
山岡鉄舟(幕臣、剣術家、政治家)
1836年7月23日、山岡鉄舟は、江戸幕府の旗本の子として江戸本所(現在の東京都墨田区亀沢)に生まれました。
9歳から剣術を始め、19歳のときに剣術家・千葉周作らに剣を学びました。
1856年、20歳のときに剣道の技量抜群により、講武所の世話役となりました。
1857年、清河八郎ら15人と尊王攘夷を標榜する「虎尾の会」を結成。
1862年、26歳のときに将軍警護の浪士組(新選組の前身)が結成され、鉄舟は取締役となりました。
1868年、江戸無血開城を決した勝海舟と西郷隆盛の会談に先立ち、鉄舟は西郷と面会。西郷は、江戸の民と主君の命を守るため、死を覚悟して単身敵陣に乗り込んだ鉄舟に心を動かされ、将軍慶喜の身の安全を保証。江戸無血開城への道が開かれました。
1869年(明治2年)に静岡県権大参事、その後、茨城県参事などを歴任しました。
1872年(明治5年)、西郷隆盛の依頼により、10年間の約束で宮中に出仕し、侍従として明治天皇に仕えました。
1885年(明治18年)、49歳のときに一刀正伝無刀流を開きました。
1888年(明治21年)7月に山岡鉄舟は死去、51年の生涯を閉じました。
山岡鉄舟の名言
晴れてよし
曇りてもよし
富士の山
もとの姿は
変わらざりけり
【関連・参考サイト】
山岡鉄舟(Wikipedia)
山岡鉄舟の名言
7月23日生まれの偉人・有名人一覧
7月23日生まれの日本や世界の偉人・有名人をご紹介します。
誕生日 | 有名人 | 職業 | 年齢 |
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1836年7月23日 | 山岡鉄舟 | 幕臣、剣術家、政治家 | 51歳没 |
1888年7月23日 | レイモンド・チャンドラー | アメリカの小説家 | 70歳没 |
1935年7月23日 | 朝丘雪路 | 女優 | 82歳没 |
1942年7月23日 | 松方弘樹 | 俳優 | 74歳没 |
1947年7月23日 | 井崎脩五郎 | 競馬評論家 | 76歳 |
7月23日の誕生花
7月23日の誕生花は「アリウム」「ルコウソウ」「ジンジャー」です。
アリウムの花言葉は「深い悲しみ」「正しい主張」です。
「深い悲しみ」は、アリウムの花姿が悲しみたたずむ人間を連想させることにちなむといわれます。
誕生花 | 花言葉 |
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アリウム | 「深い悲しみ」「正しい主張」 |
ルコウソウ | 「繊細な愛」「おせっかい」「でしゃばり」 |
ジンジャー | 「豊かな心」「無駄なこと」 |
アリウム(開花時期:5月~6月)
ルコウソウ(開花時期:7月~10月)
ジンジャー(開花時期:8月~10月)
【関連・参考サイト】
7月23日の誕生花