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4月20日は何の日

4月20日は「女子大の日」「郵政記念日」です。

他には「青年海外協力隊の日」「ジャムの日」「珈琲牛乳の日」「四川料理の日」など全10個の記念日があります。

今日は穀雨(二十四節気)

毎年4月20日頃が二十四節気「穀雨(こくう)」になります(2022年と2023年は4月20日)。「穀雨」は春の雨が穀物を潤すという意味です。

二十四節気
月日 記念日
4月19日 「地図の日(最初の一歩の日)」「乗馬許可記念日」
4月20日 「女子大の日」「郵政記念日」
4月21日 「民放の日」「創造性とイノベーションの世界デー」
月日 出来事
4月19日 アメリカ独立戦争が始まる – レキシントン・コンコードの戦い(1775年)
4月20日 朝日新聞珊瑚記事捏造事件 – 自分で傷つけたサンゴの写真を掲載(1989年)
4月21日 赤穂事件 – 浅野内匠頭が吉良上野介に斬りかかり即日切腹(1701年)
誕生日 偉人
4月19日 橋本左内(幕末の志士)
4月20日 リマのローザ(聖人)
4月21日 エリザベス2世(イギリス女王)
誕生日 誕生花 花言葉
4月19日 アザミ 「独立」「報復」「厳格」「触れないで」
4月20日 シバザクラ 「合意」「一致」「臆病な心」
4月21日 ニゲラ 「当惑」「ひそかな喜び」
今日の名言

一人前になるには50年はかかるんだ。
功を焦るな。
悲観するな。
もっと根を深く張るんだ。
根を深く張れ。

- 升田幸三 -

(日本の将棋棋士、実力制第四代名人 / 1918~1991)

以下では4月20日の記念日の由来日本や世界の代表的な出来事、4月20日生まれの有名人誕生花などをご紹介します。

4月20日の記念日・行事

4月20日の記念日・行事は「女子大の日」「郵政記念日」などです。

女子大の日

1901年(明治34年)4月20日、日本初の女子大学である日本女子大学校(現在の日本女子大学)が創立されたことから。

成瀬仁蔵の教育理念

アメリカ留学中に女子教育の研究を行った教育者・成瀬仁蔵が日本女子大学校を創設しました。

成瀬仁蔵は「女子を先ず人として、第二に婦人として、第三に国民として、教育する。この順序を間違えてはならない」という言葉によって、性的役割分担や国是としての愛国主義に優先する、教育の上での男女平等を説きました。

日本女子大学校の創立にあたっては、早稲田大学の創立者・大隈重信が創立委員長となり、総理大臣・伊藤博文、財界人・渋沢栄一らの支援を受け、三井財閥から東京・目白台に大学敷地を寄贈されて開校に至りました。

1948年(昭和23年)、学制改革によって新制大学「日本女子大学」が発足しました。

女性

関連する記念日には、8月21日の「女子大生の日」があります。

【関連・参考サイト】
成瀬仁蔵(Wikipedia)
日本女子大学(Wikipedia)

郵政記念日

1871年(明治4年)4月20日、それまでの飛脚制度に代わり、新しく郵便制度が始まったことから。
これを記念して、逓信省(現在の日本郵政グループ)が1934年(昭和9年)に「逓信記念日」を制定。1950年(昭和25年)に「郵政記念日」に改称されました。

従来の飛脚便との相違点は、「国営(明治6年から国の独占)」「切手による料金前納」「ポストの設置」「あて所配達」「全国均一料金(明治6年から実施)」などです。

また、新制度では東京 – 大阪間を78時間で結ぶ飛脚を毎日出発させ、東海道の途中の駅々でもこの便を利用できるようにしました。

手紙

関連する記念日には、5月2日の「郵便貯金の日(郵便貯金創業記念日)」があります。

【関連・参考サイト】
郵便(Wikipedia)
郵政記念日(Wikipedia)

4月20日の記念日一覧

4月20日の記念日は全部で10個あります。

4月20日の記念日・行事
記念日 制定・提唱
女子大の日
郵政記念日 逓信省(現在の日本郵政グループ)
青年海外協力隊の日
「聴く」の日 コーチングのプロの藤田潮氏
腰痛ゼロの日 「420の会」代表の本坊隆博氏
ジャムの日 日本ジャム工業組合
肌には知る権利がある記念日 ちふれホールディングス(株)
珈琲牛乳の日 守山乳業(株)
四川料理の日 四川フェス実行委員会
リラクゼーションドリンク「CHILL OUT」の日 (同)Endian
毎月20日の記念日
ワインの日 ワインの消費拡大のため、(一社)日本ソムリエ協会が制定。
日付は、「ワイン」をフランス語では「vin(ヴァン)」と呼び、この発音が数字の「20」を意味するフランス語の「vingt(ヴァン)」と似ていることから毎月20日に。
発芽野菜の日 一般の野菜よりも数倍栄養価が高く、生活習慣病の予防でも注目される発芽野菜(スプラウト)をより多くの人に知ってもらいたいと、(株)村上農園が制定。
日付は、20日(はつか)を「発芽(ハツガ)」と読む語呂合わせから毎月20日に。
シチューライスの日 シチューをごはんにかける「シチューライス」という食べ方をより多くの人に知ってもらうため、ハウス食品(株)が制定。
日付は「5(ごはん)×(かける)4(シチュー)=20」と読む語呂合わせから毎月20日に。
信州ワインブレッドの日 ワインの風味がほのかに漂う「信州ワインブレッド」の魅力を発信するとともに、農産物の豊かな長野県をPRするため、信州ワインブレッド研究会が制定。
日付は、日本ソムリエ協会が提唱している「ワインの日」が毎月20日であることから同じ日に。
ペットフードの日 ペットフードの適正な使用促進、普及と品質向上、業界の発展を目的に、(一社)ペットフード協会が制定。
日付は「フー(2)×ド(10)=20」と読む語呂合わせから毎月20日に。

【関連・参考サイト】
4月20日(Wikipedia)
日本記念日協会

4月20日の出来事

4月20日の出来事は「朝日新聞珊瑚記事捏造事件 – 自分で傷つけたサンゴの写真を掲載(1989年)」などです。

朝日新聞珊瑚記事捏造事件 – 自分で傷つけたサンゴの写真を掲載(1989年)

嘘

1989年(平成元年)4月20日の朝日新聞夕刊1面に、「サンゴ汚したK・Yってだれだ」と題する記事が、傷つけられたサンゴの写真とともに掲載されました。

この記事は、沖縄県西表島の世界最大級のアザミサンゴが心ないダイバーによって傷つけられたことを告発するものでした。

この記事には「日本人は、落書きにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない。だけどこれは、将来の人たちが見たら、八〇年代日本人の記念碑になるに違いない。百年単位で育ってきたものを、瞬時に傷つけて恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心の……。」などと書かれていました。

しかし、取材の協力を行った地元のダイビング組合からサンゴに傷をつけたのは朝日新聞写真部のカメラマン以外に考えられないと疑問の声があがりました。

当初朝日新聞は、もともとあった「古傷をなぞったものだ」と主張しましたが、ダイビング組合は「そんな落書きは見ておらず明らかにでたらめだ」と反発しました。

朝日新聞は、写真部カメラマンによる自作自演の疑いが非常に強いとするダイビング組合の主張を信用せざるを得ないと判断し、ねつ造を認めて謝罪しました。

朝日新聞の写真部員は免職になり、当時の社長は辞任に追い込まれました。

読売新聞は社説でこの事件を「自分の行為を他人の仕業にすり替え、そして他人を批判する。マスコミの一員として、まことに不快極まりない報道といわざるを得ない」と断じています。

【関連・参考サイト】
朝日新聞珊瑚記事捏造事件(Wikipedia)

4月20日の出来事一覧

4月20日に発生した日本や世界の代表的な出来事をご紹介します。

4月20日の出来事
年月日 出来事
1598年4月20日 豊臣秀吉が京都・醍醐寺で最後の花見を行う。(醍醐の花見)
醍醐の花見(Wikipedia)
1920年4月20日 第7回夏季オリンピック・アントワープ大会開幕。9月12日まで。
1920年アントワープオリンピック(Wikipedia)
1989年4月20日 朝日新聞で沖縄の珊瑚への落書きが報道される。その後、報道した記者自身が傷つけたと判明。(朝日新聞珊瑚記事捏造事件)
朝日新聞珊瑚記事捏造事件(Wikipedia)
1999年4月20日 アメリカ・コロラド州の高校で銃乱射事件が発生し、生徒と教師13人を射殺。(コロンバイン高校銃乱射事件)
コロンバイン高校銃乱射事件(Wikipedia)

4月20日生まれの有名人

4月20日生まれの有名人は「リマのローザ(聖人)」「ナポレオン3世(フランス皇帝)」「ミランダ・カー(ファッションモデル)」などです。

リマのローザ(聖人)

リマのローザ

1586年4月20日、リマのローザは、南米ペルーのリマの裕福な家庭に生まれました。
ローザは信仰深いカトリック信徒の両親のもとで育ちました。

当時、スペインの植民地であったペルーは、貧富の差が激しく、リマには貧しい暮らしをしていた先住民インディオがたくさんいました。

ローザは父の許しを得て、家の一室を開放して、貧しい病人や空腹の人々の世話をするようになりました。

12歳になると家から離れた場所に小屋を作り、そこで祈りをしたり、家計を助けるために刺繍などの針仕事をしました。
また、大きな重い十字架をかついで「十字架の道行き」の信心をしたり、聖シエナのカタリナを見習い、苦行の一つとして週に3度の断食をしたりしました。

「バラのように美しい」といわれたローザは、男性から言い寄られないように、髪を切り落とし、顔に胡椒やライムを擦り込んで傷つけたといいます。

ローザは修道女になりたいと思っていましたが、教会で「修道院の中ではなく、むしろ世間にとどまって、人々の間で神に仕えなさい」という声を聞き、20歳のときにドミニコ会の在俗の修道女(第三会員)となりました。

ドミニコ会員となったローザは、貧しい人々の世話を続ける一方、祈りと瞑想にふけり、キリストの苦悩をみずからに課して、肉体的苦業を重ねました。

ローザは病弱でしたが、いつも明るく、忍耐深い人であり、多くの人びとから尊敬されていました。

1617年8月24日、ローザは31年の生涯を閉じました。ローザの列福・列聖運動はすぐに始められ、その死の50年後の1667年に列福され、1671年にクレメンス10世により列聖されました。ローザはアメリカ大陸出身の最初の聖人となりました。

【関連・参考サイト】
リマのローザ(Wikipedia)

4月20日生まれの有名人一覧

4月20日生まれの日本や世界の偉人・有名人をご紹介します。

4月20日生まれの有名人
誕生日 有名人 職業 年齢
1586年4月20日 リマのローザ ペルー生まれのカトリック教会の聖人 31歳没
1633年4月20日 後光明天皇 第110代天皇 21歳没
1808年4月20日 ナポレオン3世 フランス皇帝 64歳没
1889年4月20日 アドルフ・ヒトラー ナチス・ドイツの総統 56歳没
1969年4月20日 大沢樹生 俳優 54歳
1972年4月20日 コウメ太夫 お笑いタレント 51歳
1976年4月20日 宇治原史規 お笑いタレント(ロザン) 47歳
1977年4月20日 HIRO お笑いタレント(安田大サーカス) 46歳
1983年4月20日 ミランダ・カー オーストラリア出身のファッションモデル 40歳

4月20日の誕生花

4月20日の誕生花は「シバザクラ」「ナシ」「ディモルフォセカ」「イキシア」です。

シバザクラの花言葉は「合意」「一致」などです。

これらの花言葉は、シバザクラが密集して咲くことにちなみます。

4月20日の誕生花
誕生花 花言葉
シバザクラ 「合意」「一致」「臆病な心」
ナシ 「愛情」
ディモルフォセカ 「富」「豊富」
イキシア 「誇り高い」「秘めた恋」「団結」

シバザクラ(開花時期は4月~5月)

シバザクラ
photo: TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ナシ(開花時期は4月)

ナシ
photo: Wonderlane

ディモルフォセカ(開花時期は2月~6月)

ディモルフォセカ
photo: Malcolm Manners

イキシア(開花時期は4月~5月)

イキシア
photo: Sönke Haas

【関連・参考サイト】
4月20日の誕生花


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