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2月15日は何の日

2月15日は「春一番名付けの日」「かまくら(祭り)」です。

他には「ツクールの日」「次に行こうの日」など全4個の記念日があります。

月日 記念日
2月14日 「バレンタインデー」「予防接種記念日」
2月15日 「春一番名付けの日」「かまくら(祭り)」
2月16日 「天気図記念日」
月日 出来事
2月14日 1ドル308円の固定相場制から変動相場制に移行(1971年)
2月15日 メイン号事件 – 原因不明の爆沈から米西戦争へ(1898年)
2月16日 薬害エイズ事件 – 厚生大臣が謝罪(1996年)
誕生日 偉人
2月14日 清水次郎長(侠客、実業家)
2月15日 ガリレオ・ガリレイ(天文学者)
2月16日 狩野永徳(狩野派の画家)
誕生日 誕生花 花言葉
2月14日 カモミール 「逆境に耐える」「逆境で生まれる力」
2月15日 デイジー 「純潔」「美人」「平和」「希望」
2月16日 ゲッケイジュ 「栄光」「勝利」「栄誉」
今日の名言

人は常に幸福を求めるが、常に幸福に気づかない。

- ルソー -

(現在スイスの都市のジュネーヴ共和国出身の哲学者 / 1712~1778)

以下では2月15日の記念日の由来出来事の詳細、2月15日生まれの有名人誕生花などをご紹介します。

2月15日の記念日・行事

2月15日の記念日・行事は「春一番名付けの日」「かまくら(祭り)」などです。

春一番名付けの日

1963年(昭和38年)2月15日、朝日新聞の「春の突風」という解説記事のなかで「春一番」という言葉が初めて使われたことから。

気象庁は「春一番」の語源について諸説あるとしつつ、1859年3月17日に長崎県壱岐郡郷ノ浦町(現在の壱岐市)の漁師が出漁中、突風によって漁船が転覆し、53人の死者を出して以降、漁師らがこの強い南風を「春一」または「春一番」と呼ぶようになったと紹介しています。

春一番とは

春一番とは、冬から春への移行期に、初めて吹く暖かい南よりの強い風のことをいいます。

立春を過ぎると、それまでの西高東低の冬型の気圧配置から、東シナ海や黄海付近で発生した低気圧が発達しながら日本海を進むことが多くなります。
この低気圧に向かって吹き込む強い南風が「春一番」です。

気象庁の春一番の基準では、立春(2月4日ごろ)から春分(3月21日ごろ)までの間に吹く暖かく強い南風とされており、期間が限定されているため、期間内にその地域の気象台の認定基準を満たさなければ「春一番の観測なし」とされる年もあります。

風

【関連・参考サイト】
春一番(Wikipedia)

かまくら(祭り)

横手の雪まつり「かまくら」が毎年2月15日・16日の夜に秋田県横手市で開催されます。
みちのくの冬の風物詩として知られています。

「かまくら」は、水神様をまつる小正月行事で、横手のかまくらは約450年の歴史があるとされています。

かまくらの中に子どもたちが入って、「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」といいながら、あまえこ(甘酒)やおもちをふるまいます。

建築家タウトとかまくら

ドイツの建築家ブルーノ・タウト(1880~1938)は、横手でかまくらを体験したときの感動を著書『日本美の再発見』で次のように記しています。

「すばらしい美しさだ。これほど美しいものを、私はかつて見たこともなければ、また予期もしていなかった。これは今度の旅行の冠冕(最もすぐれているもの)だ。この見事なカマクラ、子どもたちのこの雪室は!
・・・
子どもたちは甘酒を一杯すすめてくれるのである。こんな時には、大人たちはこの子たちに一銭を与えることになっている。ここにも美しい日本がある。」

横手の雪まつりのかまくら(秋田県横手市)。羽黒町武家屋敷通りにて
掬茶

【関連・参考サイト】
横手の雪まつり(Wikipedia)
かまくらとやきそばの街「よこて」(横手市観光協会)
ブルーノ・タウト(Wikipedia)

2月15日の記念日一覧

2月15日の記念日・行事は全部で4個あります。

2月15日の記念日・行事
月日 記念日 制定・提唱
2月15日 春一番名付けの日
2月15日 【祭り】かまくら(15~16日) (一社)横手市観光協会
2月15日 ツクールの日 (株)KADOKAWA
2月15日 次に行こうの日 (株)国立音楽院
毎月15日の記念日・行事
お菓子の日 1911年4月15日に国内最大のお菓子の祭典「全国菓子大博覧会」が初めて開催されたことから毎月15日に。
全国菓子工業組合連合会が制定。
中華の日 日付は、15日がひと月の「中間(ちゅうかん)=中華(ちゅうか)」であることから毎月15日に。
中華料理の普及と全国の組合員の結束を強めるため、東京都中華料理衛生同業組合が制定。
ひよ子の日 ひよ子本舗吉野堂が日頃の感謝の気持ちを込めて、毎月14日・15日に限定商品の販売や特典サービスなどを実施。

【関連・参考サイト】
2月15日(Wikipedia)
日本記念日協会

2月15日の出来事

2月15日の出来事は「メイン号事件 – 原因不明の爆沈から米西戦争へ(1898年)」などです。

メイン号事件 – 原因不明の爆沈から米西戦争へ(1898年)

メイン号爆沈
メイン号爆沈を報じる「ザ・ワールド」紙(1898年)

1898年(明治31年)2月15日、当時スペイン領だったキューバのハバナ湾に停泊していたアメリカの軍艦メイン号が爆発して沈没。260名の乗組員が死亡しました。

当時、爆発の原因は明らかではありませんでしたが、アメリカのメディアは「スペインの機雷で爆発した」「スペイン人の破壊活動が原因だ」「メイン号を忘れるな」といったスローガンを掲げてアメリカ国内の好戦ムードをあおりました(イエロー・ジャーナリズム)。

この事件は当時スペインとの開戦を要求するアメリカの強硬派によって開戦の口実に利用され、ウィリアム・マッキンリー大統領も開戦を決意。

1898年4月にアメリカとスペインの間で約4か月に及ぶ米西戦争が始まりました。
戦争に勝利したアメリカは、スペインの植民地であったフィリピン、グアム、プエルトリコを手に入れました。
キューバは独立を認められましたがアメリカの保護国となりました。

これはアメリカが行った帝国主義戦争であり、これによってアメリカは海外に植民地をもつ国家として列強の仲間入りをしました。

なお、爆発原因に関する専門家の見解は定まっていませんが、燃料の石炭の自然発火によるものとするのが一般的です。
それ以外には、機雷説やスペイン開戦を狙ったアメリカによる自作自演説などがあります。

【関連・参考サイト】
メイン (ACR-1)(Wikipedia)
米西戦争(Wikipedia)
イエロー・ジャーナリズム(Wikipedia)

2月15日の出来事一覧

2月15日の出来事
年月日 出来事
1877年2月15日 西南戦争:西郷隆盛率いる薩摩軍の部隊が、熊本へ向けて鹿児島を出発。
西南戦争(Wikipedia)
1898年2月15日 メイン号事件。アメリカの戦艦「メイン号」がキューバのハバナ港内で原因不明の爆沈。米西戦争の発端となる。
メイン (ACR-1)(Wikipedia)
1995年2月15日 ハッカーのケビン・ミトニックが、下村努の協力を得たFBIに逮捕される。
ケビン・ミトニック(Wikipedia)
2005年2月15日 カリフォルニア州サンマテオにPayPalの元従業員3人によってYouTubeが設立される。
YouTube(Wikipedia)
2013年2月15日 ロシア・チェリャビンスク州に隕石が落下し、多数の負傷者が出る。(2013年チェリャビンスク州の隕石落下)
2013年チェリャビンスク州の隕石落下(Wikipedia)

2月15日生まれの有名人

2月15日生まれの有名人は「ガリレオ・ガリレイ(天文学者)」「井伏鱒二(小説家)」「原英莉花(プロゴルファー)」などです。

ガリレオ・ガリレイ(天文学者)

ガリレオ・ガリレイ

1564年2月15日、ガリレオ・ガリレイは、現在の北イタリアに位置するフィレンツェ公国ピサに生まれました。父は貴族出身の音楽家でした。

1581年、17歳のときにガリレオはピサ大学に入学して数学や天文学を学ぶ。
22歳のときに最初の科学論文を発表。

1589年、25歳のときに大学の教授の地位を得て、1610年まで数学、幾何学、天文学を教える。

1608年、44歳のときに望遠鏡の発明について知ると、自身で20倍の望遠鏡を作成。
これを用いて1609年に月面の凹凸を発見。

翌年には木星の衛星を3つ発見。
その後見つけたもう1つの衛星とあわせ、これらはガリレオ衛星と呼ばれています。

1610年に観測結果についての論文を発表。
木星の衛星の発見は当時信じられていた天動説(地球は宇宙の中央で動かず、諸天体が地球の周りを動いているとする説)には不利なものでした。
ガリレオは論争に巻き込まれましたが、世界的な名声を博しました。

その後、ガリレオは金星の観測によって、金星が大きさを変えることを発見。
天動説に従うならば、地球から金星の距離は一定のため、大きさは変化しないはずでした。

ガリレオが地動説(宇宙の中心は太陽であり、地球はほかの惑星とともに太陽の周りを動いているとする説)について言及し始めると、異端であると訴えられました。

1616年、52歳のガリレオは宗教裁判にかけられ、地動説を唱えないよう注意を受けました。

しかし、ガリレオは1632年に地動説の解説書『天文対話』を刊行。
これにより翌年、2回目の宗教裁判で終身刑を言い渡され、軟禁状態での生活を送ることになりました。

その後ガリレオは両目を失明しましたが、困難な状況に屈することなく、口頭筆記で研究の成果を残しています。

1642年1月、ガリレオ・ガリレイは死去、77年の生涯を閉じました。

ガリレオ・ガリレイの名言

聖書は我々にいかに天へ行くかを教える。
いかに諸天体が動くかを教えるのではない。

【関連・参考サイト】
ガリレオ・ガリレイ(Wikipedia)
ガリレオ・ガリレイの名言

2月15日生まれの有名人一覧

2月15日生まれの有名人
誕生日 有名人 職業 年齢
1564年2月15日 ガリレオ・ガリレイ イタリアの天文学者、物理学者 77歳没
1710年2月15日 ルイ15世 フランス王 64歳没
1877年2月15日 ルイ・ルノー フランスの実業家、ルノー創業者 67歳没
1898年2月15日 井伏鱒二 小説家 95歳没
1942年2月15日 近藤正臣 俳優 81歳
1954年2月15日 立川志の輔 落語家、司会者 69歳
1956年2月15日 浅田美代子 女優、タレント 67歳
1967年2月15日 堀ちえみ 女優 56歳
1968年2月15日 月亭方正(山崎邦正) 落語家 55歳
1999年2月15日 原英莉花 プロゴルファー 24歳

2月15日の誕生花

2月15日の誕生花は「デイジー」「ミツマタ」です。

デイジーの花言葉は「美人」「希望」などです。

「希望」は、光がさすと花を開く性質にちなみます。

月日 誕生花 花言葉
2月15日 デイジー 「純潔」「美人」「平和」「希望」
2月15日 ミツマタ 「強靱」「肉親の絆」

デイジー(開花時期は2月~5月)

デイジー
photo: judy dean

ミツマタ(開花時期は3月~4月)

ミツマタ
photo: houroumono

【関連・参考サイト】
2月15日の誕生花


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